高次脳機能障害のリハビリテーションと症状/診断 ~失行と失認~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

高次脳機能障害のリハビリテーションと症状/診断 ~失行と失認~


スポンサードリンク
今回は高次脳機能障害を失行タイプ失認タイプに分けてご説明します。
(リハビリ アプローチ方法は後ほど)

ただし、ここに書かれていることは一般的な解釈、古典的な医学書に書かれていることとと若干異なりますのでご自身でご判断をお願いします。

脳梗塞だけではなく、診断名が付いていない方でも高次脳機能障害を呈するが多く見られます。

高次脳機能障害の治療法やアプローチは、未だ原因不明の部分が多いので、本で読んでも何だかよくわからない事がかかれていますし、書籍によっては原因や中枢もバラバラ、そして症状も怪しいな・・・ていう軽度のものまでありますよね。。


その高次脳機能障害の症状は多彩を極め、様々な種類の高次脳機能障害が混在しているので、その診断は困難を極めます。その診断も難しいため、高次脳機能障害者支援も進んでいるようですが、実際、障害者手帳発行は基本的には肉体的な機能を有しているかいないか、を見ているので身体障害者手帳の発行には至りません。。。

半側空間無視や観念運動失行・観念失行を代表として、構成失行や発動性低下などなど多彩です。
スポンサードリンク
多くの場合が混在して現れていますが、軽度の場合は理学療法士や作業療法士などの専門職でも判断が難しい場合も多くあります。専門医以外の医師は判断が難しいでしょう。。。
実習中の脳梗塞の評価、ケースレポートなんかは大変でしょうね・・^^;


認知的に問題が起こっている場合やコミュニケーションが困難な場合も多いので、厳格な評価はできません。
実際、高次脳機能障害についての評価法はありますが、そんなもので評価が出来る程度の障害であれば検査をしなくても判断できる重症度です。
よって、高次脳機能障害の判断は患者さんの動作や発言になります。

私が目安にしている失行と失認などの評価方法目安は、
ベッド上動作のレベルと立ち上がり・立位や歩行動作とのレベルの差、です!!
つまり、ベッドでの寝返りなどのレベルから、立位・歩行能力の目安を思い浮かべます。
そして、その目安と実際の立位・歩行などに大きな違いが見られたら高次脳障害を疑います!



失行タイプの機能障害

1.主として右麻痺:左麻痺の場合もある
2.感覚障害
3.観念運動失行(両側性、片側性)
4.身体失認(主として麻痺側):軽度or伴わない場合もある
------------------------------------------------------------
<補足>
3.観念運動失行
評価:意識下と無意識下の動きの差を評価する。(麻痺が重度の場合は判断困難)
両側性は麻痺が重度である場合が多く、坐位は不安定で寝返りなどは困難となる。
   ↓
重度の麻痺があるからではなく、傾きなどを認知できるが修正できない。
片側性は歩行以外は比較的安定。

4.身体失認(主として麻痺側)
軽度の場合もあり、又は身体失認を伴うとは限らない。が多い。


失行タイプの高次脳機能障害の特徴

・動作が慎重で怖がる。
・動作開始が難しい傾向で、足や身体がすくむ感じ。
・歩行時の患側下肢の遊脚期に問題が多い
・方向転換が難しく、すくみ足となる。
・健側上下肢を使用して、車椅子操作が出来ない


失認タイプの機能障害

1.主として左麻痺
2.感覚障害
3.観念運動失行:主として麻痺側
4.身体失認:両側性、片側性
------------------------------------------------------------
<補足>
失認タイプは半側身体失認要素が強い。

4.片側性失認のADLは安定するが、両側性は安定しない。
失行タイプとの大きな違いは、身体の傾きを認知できない。
感覚も認知できない為、口頭指示や視覚を利用しても傾斜を修正できない。
症側性失認は、病態失認を伴うことが多い。


失認タイプの特徴

・口頭指示を無視する。
・坐位・立位・歩行に於て、患側に傾く/倒れる。
・動作開始はスムーズであるが、徐々に乱れ安全性の配慮に欠ける場合が多い。
・患側下肢の遊脚期が一定でない。
・立脚期に患側の膝折れを起こす。


参考文献: 「リハビリテーション 医学全書(7)/著者 大井 淑雄、博田節夫」

その他、勉強会資料や私の評価・考察などにてまとめました。
失行と失認のリハビリ(対処・対応・治療)プッシャー症候群のリハビリテーションも合わせてご覧下さい。
こんな感じです。次回をご期待下さい!

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License