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パーキンソン病に特徴的な症状と二次障害


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前述したパーキンソン病の主要症状の記事にもパーキンソン病に特徴的な症状を記載いたしましたが、この別項目でも挙げます。
(日常生活レベルで問題となる障害を前回は記載いたしました。)

【パーキンソン病に特徴的な症状】
・表情は乏しく、喜怒哀楽が表情に出しにくく、瞬きが少ない.じっと一点を見つめているために仮面様顔貌(mask like face)といわれる。

・話し方は、小声で抑揚のない早口(monotone low voice)のため聞き取りにくい.質問に対する応答も遅く、そのために痴呆と間違えられることがしばしばある

・書字の際には、徐々に字が小さくなる小字症(micrographia)が特徴的である

・症状に日内変動があることも本疾患の特徴で、特に40歳以前の若年発症や、長い経過の症例に多くみられる

・午前中にはほぼ正常に歩行可能であったものが、午後のある決まった時間帯に突然動けなくなり、ある時間が経過すると再び正常に戻る現象を、オンオフ現象(on-off phenomenon)という

・薬物の作用時間が1~2時間位に短縮して、症状の悪化がみられる現象は、すり減り現象(wearing-off phen- omenon)といい、オンオフ現象とは区別される

・姿勢反射障害による転倒では、上肢による保護伸展反応が出にくいため、大腿骨頸部骨折が起こりやすい。
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【パーキンソン病に起こる二次障害】
①呼吸器感染
・重度化していくと免疫力も減退し、呼吸器感染を起こしやすくなる。
・臥床時間が長くなり、また拘束性呼吸障害を伴ういやすい。
・嚥下障害も進み、誤嚥性肺炎の可能性も高くなる。

②尿路感染
・水分摂取が少ないと尿量が減り、尿路感染を起こしやすい。 ・悪性症候群の発生と併せて水分摂取の減少。 ・脱水には注意が必要である。

③拘縮
・パーキンソン病特有の前傾屈曲姿勢は、放置すると股・膝・肘関節などの完全伸展位を保持できなくなるため、洗顔・洗髪などのADL動作が出来なくなる。

・同様の姿勢による長期臥床によって、足関節は尖足位で固まり、車椅子などへの移乗動作でも両下肢を床につけることが出来なくなる。

④褥瘡
・無動で長期臥床を強いられると、仙骨部に褥瘡を形成しやすく、栄養障害や感染症などの問題を合併すると褥瘡発生の可能性はさらに高まる。

⑤易疲労
・運動障害、精神的側面、自律神経障害のそれぞれが慢性的に影響して、易疲労性がみられるようになる。

・進行性であることから快方へ向かうことは期待できないが、相対的な負荷量の調整も配慮する必要がある。

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