パーキンソン病の重症度分類別のリハビリテーション(理学療法) - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

パーキンソン病の重症度分類別のリハビリテーション(理学療法)


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パーキンソン病ファミリーブック

リハビリテーションはあくまで副次的なものであるが、薬物療法と併用することで二次的障害を予防し、進行を若干遅らせることが出来るというもので根本的治療ではない。 他の神経疾患とは異なり、経過に応じて技法を使い分けるのではなく、多くのものでは全ての技法を同時に始める。

① StageⅠ・Ⅱ
・これまでの仕事や主婦業を行っており、一人で外出も可能なレベルである

・この時期での理学療法では、関節可動域訓練、筋力増強訓練、ゆっくりとした関節の他動運動、体幹筋の他動的回旋によるリラクゼーションが行われる。

・ホームエクササイズは、個々の患者に対して毎日、短時間でも継続できる自主トレーニング法を作成する。


② StageⅢ
・自宅では介助なしでなんとか自立しているレベルであるが、既に複合的な能力低下を起こしている状況下にある.特に一日の活動度が低い人は、病状の進行を促進させ、二次的障害を容易に引き起こす。

・関節可動域訓練、筋力増強訓練、筋協調性改善訓練、バランス訓練、ホームエクササイズ、全身運動のための水泳を勧める、などを理学療法に取り入れる。

・集団による地域行事などになるべく参加して、社会的孤立を避ける。

・この段階では、小刻み歩行やすくみ足現象などの症状がみられるために狭い場所を取り除く、廊下に歩幅にあった数本の横断線をテープで示し、跨ぐように歩く習慣をつける.トイレ・風呂場に手すりを設置する、などの環境整備を行う。
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③ StageⅣ
・自宅の生活で部分介助を必要とするレベルであり、この時期の能力低下は、疾患本体によるものよりは、過剰の介助や介護による二次的障害によるものについての評価も必要である。

・出来ない動作だけの最低限の介助を行って、動作に時間が掛かっても出来ることは自分で行わせることが、最良のリハビリテーションであり、二次的障害の予防になることを本人、家族が理解することである。

・入院させることは、在宅生活より日中ベッドに寝て過す時間が多くなり、病状が急激に進行するので、入院治療は二次的障害の除去か、薬物のコントロールを目的とした短期入院に限られる。

④ StageⅤ
・寝たきりに近い状態となるが、薬物の種類・服用量・服用回数などをさらに調節することを試みるとともに合併症の発生予防、合併症が発生した場合は、早期の対処が重要となる。

・能力低下については、過剰な介助を避け、可能な限り生きがいのある在宅生活を継続する。

・患者の不定愁訴が多くなり、家族が対応できない状況になりやすい時期でもある。

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