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パーキンソン病のリハビリ(理学療法/運動療法/ADL訓練)


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①パーキンソン病の関節可動域訓練(自己訓練)
・上半身(特に頸部、肩・肘関節、手指など)に固縮による可動域制限が起こる.特に肩甲帯筋に著明であるため、下図のような運動を行わせ、可動域改善と廃用性萎縮による筋力低下を防ぐ

・胸郭は狭くなり、呼吸は浅く、換気が十分に行われないため、深呼吸を絶えず行わせ、発声練習もさせる。
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②姿勢回復訓練
・体幹、頸部は前傾し、肩関節はすぼめた内転位(肩甲骨は外転位)、肘・膝関節は半屈曲位をとり、全体として特有の前屈姿勢となるため、矯正が必要である。

・姿勢矯正には下図の棒体操が最も良く、可動域改善も兼ねる.歩行、良肢位保持訓練(徒手・肋木)も姿勢矯正を兼ねている.また、医療ボールも利用される。


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③協調性回復訓練
・運動の緩慢、前方・後方・側方突進、小刻み歩行、方向転換のまずさ、動作時のバランス不安定などの他、最も目立つのは歩行に際し、上肢のスイングがないことである。

・これらに対しては、起立・歩行訓練でまとめて行うが、振戦に対して効果は望めない.下図は体幹協調に良い。

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④複合基本動作訓練(寝返り・起坐・座位バランス・起立・歩行)
・重症者の回復のときに行うが、薬物の効果が加わっているときには容易に進歩するし、そうでないときにはなかなか困難である.起立動作を下図に示す。

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・歩行時における障害は、③で述べたとおりであるが、これはリズム形成の障害とみてリズム刺激を行う。

(1)パーキンソン病のその場足踏み動作
・姿勢を正しくとり、前方を見つめ、大きく手を前後に振り、同時に足を高く上げて行う。

・もちろん姿勢鏡の前で行い、号令・メトロノームで聴覚的リズムを与える。

(2)パーキンソン病の歩行線の利用
・床上横線を利用して視覚的リズムを与え、方向転換時のバランス取りなどを練習する。

・大きく歩幅をとらせること、上半身を反らせること、足を高く上げること、手を振ることを再三注意して行わせる.は一種の姿勢矯正歩行である。

(3)置き梯子の利用
・視覚的リズムのため置き梯子を利用し、足を引きずる歩行、小刻み歩行を矯正する。

(4)パーキンソン病の手振り歩行訓練
 ・歩行時に手を振ることは案外難しい.図10(2)のように棒で押してリズムを与えると良い。

⑤パーキンソン病のADL訓練
・振戦は老人に多く、うつ症状の傾向が強い.永い罹病により身の回り動作も家族に委ね、自発性が少ない。

・重症者に行うが、動作の練習としてADLをさせるということより、心理的な面で意欲をわかせることが必要である。

⑥パーキンソン病の姿勢反応障害に対する訓練
・パーキンソン病の運動障害は、立ち直り反射、平衡・防護反応の欠損、交互運動の障害、アキネジア(無動症)などが基礎となっている。

四つ這い・膝立ち・立位のバランス訓練、症状に応じた寝返り、基本姿勢における体重移動、基本姿勢から次の段階への動作変換、交互運動、PNFにより、積極的な機能訓練を試みる。           

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