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高齢者・老人の大腿骨骨頚部骨折が多い理由と受傷原因・発生機転

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高齢者・老人に多いのが大腿骨頚部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)です。まず、20歳を超えると医学的には老化が始まりまっていて、骨だけでなく筋肉も老化していきます。

また、バランス感覚や反射神経もにぶくなっていっています。もちろん、自覚できるレベルではありませんが。

骨粗鬆症などで骨がもろくなっていたり、運動量が減って骨への衝撃が少なくなったり、太陽光に当たらなくなっていたりしても、骨はどんどんもろくなっていきます。

 

よって、転倒しそうになる→反応が鈍い→受身などが取れない→・・・・
筋肉も萎縮しており骨密度も薄い→骨折
・・・・・・という経過を辿ることが多いのです

大腿骨頸部が骨折しやすい理由

で、ちょっと詳しく書いてみますよー。

老人に大腿骨頸部骨折が多い理由 高齢者の骨ほど、骨粗鬆症が進んでいるので小さな外力で折れやすくなります。 もちろん、そればかりではありませんけども。

 

病歴では、患者が転倒したために骨折したと記載されることが多いのですが、実際には歩行中、足先が引っかかって、下肢(股関節)が急激に外旋しただけで骨折し、その結果として転倒するものもかなり認められるのが現状です。



また、構造的に負荷がかかりやすいという事も大きな要因です。1の線の部分です、ちょっと細くなっているでしょう。テコの原理上、そこに負荷がかかります。

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その他、寝ていて股関節に違和感を感じて立ち上がったら激痛が生じ、救急車で運ばれてきた、という方がおりました。

つまりは、何もしてなくても骨折されていたという事なんでしょうね。なので、外力がなくても年齢がたかくなれば、その様な確率も多くなります。若年者では強い外力が作用しないと、この部の骨折は起こらない、という事です。

特に人工透析患者さんは骨が折れやすいので要注意ですよ。

 



患者は転倒直後に起座不能となり、股関節部の疼痛を訴えます。痛くて立てません。

一般に大腿骨頸部骨折を受賞すると、股関節は内転、伸展、外旋の定型肢位をとり、患肢は短縮し(したように見えて)、自動運動は不能となる場合がほとんどです

外転嵌合骨折(がいてんかんごうこっせつ)(stageⅠ・Ⅱ:他記事を参照)では、股・膝関節の自動運動が可能な場合もあり、注意を要します。

患肢を他動的に動かす、とくに外旋すると局所に疼痛があり、触診すると股関節前面で骨折部に相当して圧痛がある。関節内骨折であるため、腫脹、皮下出血は少ない。

 

大腿骨頸部骨折の発生機転

大きな外力が与えられた時に発生

老人の転倒(直ちに起立不能)

骨粗鬆症が基盤

大腿骨頚部にかかる圧力は骨頭下に集中している

骨梁の疲労骨折を生じる

急な外旋力が加わる

強靭なAdams弓を嘴状残して容易に折れる

 

大転子外後方打撲

頚部に長軸圧力が働き骨頭下部が挫折し、同時に前上方に剪力が働く

足より墜落して大腿骨長軸に衝撃力を受ける

骨頭と頚部境界に剪力が働き同時に大腿部は内転するため、屈折力も加わって骨折

 

下肢が固定

体幹が捻転して純外旋骨折あるいは、大腿軸が骨頭に対して外転して骨折

などなど、物理的、構造的に受傷の詳細を挙げるとこんな感じです。皆さんのご家族も気をつけてください。

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