大腿骨頚部骨折の保存的治療方法 ~骨癒合初期のリハビリ~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

大腿骨頚部骨折の保存的治療方法 ~骨癒合初期のリハビリ~

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転倒などで大腿骨頸部の骨を折ってしまった方のリハビリテーションについて、ここでは手術をしなかった場合のリハビリの順番や方法について解説していきます。

手術が終わったばかりで安静から始める場合と、終わったばかりから立ったり・歩いたりする場合とで、あまり身体の改善率が変わらないという論文結果からも、下で説明するようなゆっくりとしたリハビリは行わなくなってきています。

あとは、厚生労働省からの通達から、医療費がかからないように早期離床や早期退院が病院側から言われるようになってきたこと等、大人の事情も絡んでいたりして、早めのリハビリを行う流れになっているのが現状です。

ここでは

 

大たい骨頚部骨折の保存的治療(内側骨折:stageⅠ)のリハビリ(理学療法)



①初期癒合期

<手術後1週目>

安静臥床もしくはギャッジベッドで坐位レベルまでの体位をとり、ベッド上で関節可動域訓練や等尺性収縮を使った筋力増強訓練を開始する。

ベッドにアルミ製フレームを組み立て滑車を取り付け、患側の大腿部と下腿部を幅広の帯で懸垂し、股・膝関節の屈・伸と内・外転の方向に介助・自動運動を行う。 その他、患側下肢の重力を除いて運動を行う方法。

 

ベッド上にパウダーボードを置きこの上に患側下肢を乗せて上記と同様の運動を行う。

ハバードタンクかプール内にて水の浮力を利用して無重力下で股関節の運動を行う

もちろん、股関節部に痛みを訴える場合は痛みの病態を見極め、運動の程度を調整しなければいけません。

健側の上下肢についても筋力維持のために自動運動を行わせる。

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<手術後2週目>
自力坐位が許可され、骨折側の股関節部の筋力増強訓練・関節可動域訓練を実施する。

始めは痛みを出来るだけ起こさないように配慮しながら穏やかに徒手抵抗を加え、少しずつ負荷を増していく。 弾性のあるセラバンドなどを用いて行う等尺性運動は自主的に行える筋力訓練である。

SLRは、股関節に大きな内圧を発生させる結果、骨折部に滑液を浸潤させ、骨癒合にマイナスに作用する恐れがある。また、体重の1.8倍の股関節応力が働くとの報告があり、屈曲回旋ストレスが増加するために骨折の癒合程度に応じて行う必要がある。

固定自転車(サドルの高さを調節した)での両下肢の屈伸運動により、股・膝関節可動域の維持と両下肢の協調運動を維持する。

<離床期>
亜鈴やエクスパンダ-などを両手に持って背筋・腹筋、および肩甲帯・上肢の筋群の増強訓練を臥床位のままで行い、松葉杖・杖歩行に備える。

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以上になります。

大腿骨頸部骨折関連のリハビリは下記の関連記事をご覧ください。

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