変形性膝関節症の観血的治療 ~大腿骨顆上部内反骨切り術~  - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

変形性膝関節症の観血的治療 ~大腿骨顆上部内反骨切り術~ 


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保存療法で症状の改善が得られない場合は、手術療法を考慮する。
変形が少ない例に侵襲の少ない関節鏡視下の関節デブリドマンjoint debridement(郭清術)を行うことがある。

比較的若い患者で変性がまだ関節全体におよんでいない場合には、骨切り術によって変形を矯正するとともに、荷重を変性がおよんでいない関節面に移動させる骨切り術を行う。一般に内反膝には脛骨粗面近位部での外反骨切り(高位脛骨骨切り術high tibial osteotomy)を、外反膝には大腿骨顆上部での内反骨切りを行う。術式としては、楔状に骨切りして内固定する方法とドーム状骨切り(アーチ型)後に創外固定を用いる方法がある。

【変形性膝関節症の術前リハビリテーション】
  変形性膝関節症の手術前は、二次障害予防のために人工関節/骨切り術に関わらず、基本的にはope後に行うリハビリテーションを行います。つまり、大腿四頭筋を中心に、ハムストリングスや大殿筋・中殿筋などの筋力強化、そして全身機能・体力向上の為のエクササイズを行います。

●骨切り術とは・・・?
・内反膝→脛骨結節近位部での外反骨切りを行う
・外反膝→大腿骨顆上部での内反骨切りを行う
・膝蓋大腿関節症→脛骨粗面前方移動術を行う
・適応
一側コンパートメント(または膝蓋大腿関節)に限局した関節症で、荷重の偏位があるもの
術後療法を円滑に行えること(患者の理解および意欲)
比較的若い患者で変性がまだ関節全体におよんでいない場合には、骨切り術によって変形を矯正するとともに、荷重を変性がおよんでいない関節面に移動させる骨切り術を行う
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骨切り術よりも、現在は人工関節の手術の方が割り合いは多いですね。
「変形性膝関節症の手術 ~人工関節置換術(TKR)の術前後~」をご覧下さいね。

【大腿骨顆上部内反骨切り術】
適応:
膝の外反変形を呈した外側型の関節症→内反骨切りで大きな矯正(約12°以上)を脛骨側で行うと関節面が内側へ傾斜して力学的に不利な状況が生じる(joint obiquity)

・骨切り後にFTAを約180°に矯正し、ブレードプレートなどで強固に固定する高位骨切り術も骨癒合に長期間を要するが、良好な術後成績が得られる。

【脛骨粗面前方移動術】
・適応:膝蓋大腿関節症による痛みが難治例(通常は大腿四頭筋訓練などの保存的療法で軽減する例が多い)

・目的:脛骨粗面を前方に移動させることにより、膝蓋大腿関節にかかる負担を軽減させること

一方、末期の関節症で、患者の年齢が60~70歳以上であれば、人工膝関節全置換術[total knee arthroplasty(TKA)またはtotal knee replacement(TKR)]を考慮する。人工関節の除痛効果は確実で、術後療法も長期を要しないので最近盛んに行われるようになった。95%に満足できる成績が得られているが、人工関節の緩みや破損、プラスチックの(polyethylene)の磨耗、膝関節脱臼などの合併症がある。

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