変形性膝関節症の手術 ~人工関節置換術(TKR)の術前後~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

変形性膝関節症の手術 ~人工関節置換術(TKR)の術前後~


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続いて、膝OAについての術式と簡単なクリニカルパスを記載いたします。
あくまで目安ですので、患者さんの年齢や状態によって変わりますし、執刀医の出身大学や病院によってもクリニカルパスは変わりますのでご注意を!

また、骨切り術の詳細についてはですね、この
「大腿骨顆上部内反骨切り術~」高位脛骨骨切り術の詳細とクリニカルパスをご覧下さいね。


【変形性膝関節症の術前リハビリテーション】
変形性膝関節症の手術前は、二次障害予防のために人工関節/骨切り術に関わらず、基本的にはope後に行うリハビリテーションを行います。つまり、大腿四頭筋を中心に、ハムストリングスや大殿筋・中殿筋などの筋力強化、そして全身機能・体力向上の為のエクササイズを行います。

【変形性膝関節症の人工関節置換術リハビリテーション】
<適応>
  ・保存的治療で限界があり、骨切り術でも対処できない内外両側型または全型の関節症
・患者の年齢が60歳以上

<禁忌・注意点>
・禁忌:①化膿性関節炎
     ②神経病性関節症が疑われる症例
・注意:①ポリオなどによる麻痺肢や高度の動揺性をもつ膝関節
     ②可動性の高い比較的若い症例(人工関節のloosingを起こす可能性が強い)
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●変形性膝関節症の人工膝関節置換術(骨セメントを使うもの
術後肢位 ソフト・ブラウン架台上
1日:大腿四頭筋の等尺性運動を開始
7日:自動介助運動開始(血腫があれば強く行わない。痛みの範囲内に留めること)
   端坐位開始
10日:創状態良く血腫なければ、両松葉杖で部分荷重歩行開始
    歩行時は膝伸展装具着用のこと
2~3週:屈曲能良好で関節液の貯留がなければ膝伸展位装具除去
3~4週:全荷重歩行を始める

●変形性膝関節症の人工膝関節置換術(骨セメントを使わないもの)
術後肢位 膝30°屈曲位でギプス固定。ソフト・ブラウン架台上
1日:大腿四頭筋の等尺性運動を開始
3週:ギプス固定除去、自動運動開始端坐位開始
  膝伸展装具着用にて車椅子
5週:両松葉杖で部分荷重歩行開始
7週:全荷重で歩行開始する

※現在は骨セメントを使うものと使わないものの、手術成績に差はないといわれている。

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