脳梗塞リハの立ち上がり訓練(起立動作)のやり方 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

脳梗塞リハの立ち上がり訓練(起立動作)のやり方


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【イザリ動作の指導方法】もお読みくださいね^^

5.起立基本動作
・座位保持が出来ないと、起立動作の訓練は出来ない(座位バランスがとれなければ、立位バランスはとれない)

・平行棒内で行い、股関節周囲筋の支持力、股内転傾向はみられないか、膝折れあるいは過伸展傾向にはならないか、足関節の支持性、内反足あるいは伸筋優位となった強い底屈位をとっていないか、などを観察する

1)介助起立
a.斜面(傾斜)テーブルによる他動的起立(全介助)
・バックレストにより他動的起座(もたれ座り)が出来ない時、座位バランス(ひとり座り)がいつまでも出きない時、平行棒内で上手く立てないときに用いるが、維持的の意味合いが強い

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b.平行棒内起立(半介助) (図18)
・最初は介助により、辛うじて椅子座位より起立する.これは、筋力低下、その他の障害によることが大半であるが、要領が分からないという点もある

・大腿四頭筋、大殿筋、体幹筋群の筋力が著しく弱く、立位の時に膝・股関節固定が効かず、膝折れ・腰折
れが起こる場合がある

・患者は健脚を患脚より後ろに位置するほうが立位をとりやすいが、これは患脚の伸筋パターンを促通し、また、患脚への体重負荷が困難となる
 
・足関節背屈、膝関節屈曲、股関節屈曲位で、体幹前傾位となり患脚にも十分体重を負荷するよう介助し、患側骨盤の後退をみないようにしてゆっくり立位となる
       
・立位時に患脚への体重負荷困難、股関節周囲筋による支持力低下、強度の股関節内転筋群の緊張、体幹伸筋群の支持力低下がみられるときは、四つ這い・膝立ちによる患脚への体重負荷・バランス保持などを並行して実施する

・動作を習得したならば、次第に座面を低くして行う.低い座面からの立ち上がりは痙性減少に効果的であるといわれる


図18 平行棒内起立(半介助) (クリックすると大きくなります!)
18.jpg


c.平行棒・手すり・テーブルを前にした対面起立
・患者は後方へ傾いて、バランスを失うものが多いが、それは前方に倒れるという恐怖心からであり、この方法ではそれが取り除かれるとされている

開始時期は座位バランスが完成した時であり、訓練の利点を以下に挙げる
①下肢に対する漸増抵抗運動法(PRE)である
②バランスの訓練も兼ねる
③全身的な体力回復訓練(re-conditioning)
④次の段階の歩行・階段歩行や移譲動作に直結している
⑤失敗がなく、失敗感を味わわせない
⑥介助しないか、介助を最小限にする
⑦前方に倒れる恐怖感がない


2)ベッドサイド半起立 (図19)
・片麻痺で平行棒内において、立つ・腰掛ける動作がある程度出来たら行う.また、自主訓練としてベッドサイド復習させても良い

・体幹前傾位で行い、正面半起立と斜め半起立とあり、下肢筋力増強のために膝を完全に伸展するまで立たず少し屈曲位で止める

図19 (クリックすると大きくなります!)
19.jpg

3)自動的起立
・腰を半分浮かせてはまた腰掛ける動作を何度か繰り返し、やっと立てるのはバランスが良くないか、下肢・体幹の協調運動が悪いからである

・いつまでも一度で立てないものは独立独歩になる可能性が少ない


図19 ベッドサイド半起立 (クリックすると大きくなります!)
18.jpg

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