腰椎椎間板ヘルニアの分類種類・程度・症状① ~外層輪状線維断裂~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

腰椎椎間板ヘルニアの分類種類・程度・症状① ~外層輪状線維断裂~


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ヘルニアの概要は【定義と好発年齢・好発部位】を見てくださいね。
さて、ヘルニアでも多種多様であり、激しい突出のヘルニア(といわれる)状態は
なんともならないか、、、というとそうではない場合もあるようです。

激しく突出した髄核などは、生体では異物とみなされると吸収されることがあるようですよっ^^
4.腰部椎間板ヘルニアの分類種類・程度・症状

1)外層輪状線維断裂
・腰部損傷は体幹屈曲させ同時に一方へ回旋する事により発症する。

・体幹屈曲・回旋動作は椎間板の輪状線維外層に断裂を起こしうる。外層輪状線維は神経支配をもつ

・内層の輪状線維は健全なので髄核は損傷やまわりの輪状線維からの突出を免れる。

・疼痛はLuschkaの反回神経で伝達され神経根の後枝を介して腰部に伝達される。(図2参照)

Luschkaの反回神経 図2 (クリックすると大きくなります!)
herunia2.jpg
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・外層輪状線維断裂による制限因子は体幹屈曲である。 ⇒ 髄核を後方に移動させる ⇒ 感受性のある後縦靭帯への圧を上昇させるが圧迫されているのは外層輪状線維のみである。

下肢伸展挙上(SLR)は陽性であるが筋性であり神経性ではない。(図3参照)
   ⇒筋性とは足の後ろの突っ張る痛み、神経性とは坐骨神経に沿って放散する痛みが出る。
    ヘルニアと診断された殆どの方の痛みは筋性です。

・SLR陽性というのは、ハムストリングス筋の伸張によるもので骨盤を回旋させる。この回旋は同時に腰椎
の屈曲を起こすので、髄核は後方へ移動する。

・X線写真も陰性であり、CTスキャンやMRIも正常であるが、軽度中央部の膨隆が確認できることがある。これは保護的脊柱起立筋のスパズムにより起こる可能性がある。
・治療
①屈曲と回旋を避けた軽負荷での伸張訓練から始める
②局所のアイシング、マッサージ
③経口の抗炎症剤の服用などが急性期の症状を短縮させる。

下肢挙上テスト(Straitight leg raise:SLR) 図3 (クリックすると大きくなります!)
herunia3.jpg

脱出部位と損傷神経根
※L4椎間板(L4とL5の間)でヘルニアが起こると、L5神経根が圧迫を受ける。(左)
※L5椎間板(L5とS1の間)でヘルニアが起こると、L5とS1神経根が圧迫を受ける。(右)


herunia3-1.jpg

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