腰椎椎間板ヘルニアの分類種類・程度・症状⑤ ~神経根に対する髄核破片の突出~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

腰椎椎間板ヘルニアの分類種類・程度・症状⑤ ~神経根に対する髄核破片の突出~


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前の記事の【腰椎椎間板ヘルニアの分類種類・程度・症状④ ~髄核の破片突出を伴う輪状線維断裂~】も参考にしてくださいね。

5)腰椎椎間板ヘルニアの神経根に対する髄核破片の突出
・後縦靭帯の損傷から後外方への髄核ヘルニアの突出はそこを通っている神経根を圧迫する。

・脊柱管を出る部分で知覚・運動覚が合流して神経根を形成する。この神経根はさらに後根と前根に分岐し前根は坐骨神経(L4-S1)または大腿神経(L3-4)を形成し下降する。

・特有な神経根の症状は知覚性・運動性である。
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・髄節レベルの神経根圧迫による症状
①椎間孔または脊柱管へのどんな椎間板ヘルニアでも、関連する神経根の後根を含む事実により腰部に疼痛が出現する。

ヘルニアによる痛み、感覚鈍麻及び異常感覚が、その神経根分布に確認できる。
【感覚領域デルマトーム】をご覧くださいね。

ヘルニアによる特有の筋節の筋力低下・筋萎縮の部位
(筋節:特有の神経根の神経支配を受けている筋群)(下の表を参照のこと)
herunia7.jpg

L2 縫工筋(L2-3) 大腿神経
   恥骨筋(L2-3) 閉鎖神経
  長内転筋(L2-3) 閉鎖神経
L3 大腿四頭筋(L2-3-4) 大腿神経
L4 大腿四頭筋(L2-3-4) 大腿神経
  大腿筋膜張筋(L4-5) 上殿神経
  前脛骨筋(L4-5) 腓骨神経
L5 中殿筋(L4-5、S1) 上殿神経
  半膜様筋(L4-5、S1) 坐骨神経
  半腱様筋(L4-5、S1) 坐骨神経
  長母趾伸筋(L4-5、S1) 深腓骨神経
S1 大殿筋(L4-5、S1-2) 下殿神経
  大腿二頭筋長頭(L5、S1-2) 坐骨神経
  半腱様筋(L4-5、S1) 坐骨神経
  腓腹筋(内側)(S1-2) 脛骨神経
  ヒラメ筋(S1-2) 脛骨神経
S2 大腿二頭筋長頭(S1-2) 坐骨神経
  腓腹筋(S1-2) 脛骨神経
  ヒラメ筋(S1-2) 脛骨神経

④筋腹部での圧痛を確認する。
運動神経根の約30%の線維は知覚神経であるため筋は特有の領域での圧痛を確認できる。

⑤外・内方髄核脱出で輪状線維及び圧迫が起こっている場合、体幹屈曲制限、機能的側彎などが起きる。

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