複合性局所疼痛症候群(CRPS)の診断基準とRSDの違い  - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

複合性局所疼痛症候群(CRPS)の診断基準とRSDの違い 


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原因不明の痛みや痺れを朱症状とするRSDの概要編は下記をお読み下さいね^^
【反射性交感神経性ジストロフィー症状】

2.RSDとCRPS
1986年:
世界疼痛学会は、causalgiaとRSDを明確に区別して定義している.それによればcausalgiaは必ず 神経損傷を伴うものとし、RSDは太い神経幹の損傷がないものとしている。

1994年:
RSDの中には交感神経ブロックが無効な症例が存在することから、同学会は、RSDという名称を “複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)”という名称に変更することを提唱した。

1996年:
同学会は、RSDに変えCRPSという名称を提示し、typeⅠを神経損傷のないもの、typeⅡを神経損傷 と関連するカウザルギーとしている。

【複合性局所疼痛症候群(CRPS)の臨床的特徴】
①CRPS typeⅠ(RSD):
・先行して症状出現の誘因となる何らかの出来事があり、多くはそれに遅れて発症する.通常1ヶ月以 内に発症することが多い。

・誘因となる出来事で最も一般的なものは外傷で、その程度は、骨折、脱臼など比較的大きいものから 打撲・捻挫・挫創など軽度・軽微なものまで様々である。

・医療行為としての注射、手術、ギプス固定なども誘因となりうる.その他、心筋梗塞、脳血管障害、 帯状疱疹などの疾患に伴って発症することもある。

②CRPS typeⅡ(causalgia)
・通常、四肢の神経損傷の直後から発症するが、ときに数ヶ月遅れて発症することもある。

・好発神経は正中神経、坐骨神経、脛骨神経および尺骨神経である。

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【世界疼痛学会によるCRPSの診断基準】
CRPS typeⅠ
1.CRPSの誘因となる侵害的な出来事、あるいは固定を必要とするような原因があったこと
2.持続する疼痛があるか、allodyniaあるいはhyperalgesiaの状態があり、その疼痛が始まりとなった出来事に不釣合いであること
3.経過中、疼痛部位に、浮腫、血流の変化、あるいは発汗異常のいずれかがあること
4.疼痛や機能不全の程度を、説明可能な他の病態がある場合、この診断は当てはまらない
(注意)診断基準の2~4を必ず満たすこと

CRPS typeⅡ
1.神経損傷があって、その後に持続する疼痛、allodyniaあるいはhyperalgesiaのいずれかの状態があり、その疼痛が必ずしも損傷された神経の支配領域に限られないこと
2.経過中、疼痛部位に、浮腫、血流の変化、あるいは発汗異常のいずれかがあること
3.疼痛や機能不全の程度を、説明可能な他の病態がある場合、この診断は当てはまらない
(注意)診断基準の1~3を必ず満たすこと

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