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関節可動域制限(ROM制限)の原因と発生機序 なぜ、関節が固まってしまうのか?


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こんにちは、 さすらいの理学療法士@年齢不詳疑惑、ですjumee☆DaNcE2

私さすらいはですね、新人一人職場の時、
入院患者さんの8割は寝たきりでROMエクササイズばかりやってまして
ほんとに毎日面白くなかったんです。。。。

しかしですよ、PTたるものそんな事言ってちゃイカン!ということで
手帳に目標として、ROM exのスペシャリストになる!!って書いたのを鮮明に覚えております。
でも、今でもナカナカ難しいですね、骨折後でない制限はほぼ改善しておりません。。

で、今日は理学療法士がやる機会が多い間接可動域訓練の予備知識についてでござりますっ。
【関節可動域関連記事はこちら】をどうぞ!!!

【関節可動域制限(≒拘縮)の原因】
関節可動域(Range Of Motion、ROM)の発生機序は大きく分けて二種類存在する。
1次的なもの:関節自身の外傷,疾患の直接の障害による
2次的なもの:関節外の障害(たとえば麻痺,痩痛など)に続発して起こる

<強直と拘縮>
関節強直ankylosisとは、関節構成体である骨・軟骨・関節包・補強靱帯などの変化に基づいておこる運動障害であり、リハビリの手技ではほとんど治療困難なもの。

拘縮contractureとは :上記以外の皮膚・筋・腱・神経・血管などの変化に基づいておこる運動障害であり、完全にまたはある程度改善される余地のあるもの。
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~拘縮のおこる機構~

結合組織には2種類がある。
粗のもの(loose connective tissue:関節包,筋内結合組織層,皮下組織など。いずれも常に動きのある場所であり,組織学的には膠原線維と細網線維が網状をなし,一定の構造を持たない。)
密なもの(dense:筋被膜,腱膜など。密な目の詰んだ網状をなしている。瘢痕などを作る。)

創傷部が治癒していく過程で,その部の運動が保たれていれば,粗な結合組織ができてくるが,運動が制限されると,密な結合組織が増殖し,その部の運動性は著しく妨げられ、拘縮が発生する。

それ以外の、関節の不動化immobilisation、浮腫,循環障害,外傷などによる拘縮のメカニズムもこれと同様で、運動の欠如によって,粗な結合組織が短縮して密な結合組織となり,弾力性・伸展性を失うものと考えられる。
このようなプロセスは,関節包・筋被膜・筋内結合組織層・靱帯などにおこる。

正常な関節を固定した場合でも,4週間で相当な程度の拘縮が生じ,損傷を受けた関節の場合には2週間で完全な拘縮がおこるといわれる。
肩の損傷の場合の例で,関節の動きを保ったままでの治療では18日間で回復したものが,
7日間固定したものでは回復に52日
14日間の固定では121日
21日間固定したものでは300日を要したというデータがある。

脳卒中では、痙直の強いものほど関節可動域制限が早くおこり,早いときは2~3日目に,可逆的であるが,尖足を発生する。弛緩性麻痺では数ヶ月を要する。

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