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関節可動域制限(拘縮)の検査評価項目と分類


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関節が硬くなってくる原因、その固くなってくる原因は
【拘縮の原因と発生機序】の項目をご覧くださいねっ^^

【関節可動域制限(拘縮)とリハビリ理学療法】

【病態の機能評価】
拘縮の理学療法は,可動域制限を来した関節と関節周囲組織の病態の把握と機能評価に始まり、
①拘縮を予防すること,
②関節可動域を維持・改善すること
・・・・・が主な目的である。

【関節可動域の評価(終末感)】
他動的関節可動域の測定の際,検者の手には可動制限域である種の終末感を感じ取る。
この関節の終末感(end feel)から病態組織を推測することができる。

先天性疾患(先天性多発性関節拘縮)や精神疾患なども評価の対象になる。
中枢性麻痺では感覚,痙縮,固縮,変形以外には筋力の不均衡や平衡機能も評価する。

術後に拘縮の発生が考えられる場合には,手術前後の症状と手術所見に目を通し,主治医と治療計画について相談する。不自由な生活動作・活動について患者から情報を得て,患者の日常生活上のニーズと目標に結び付けた理学療法プログラムの設定を行う。
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【関節可動域制限(≒拘縮)の病態の把握】
<関節性> 組織の特徴:関節面,関節軟骨,滑膜, 関節包 評価項目:X線・CT・MRI所見,腫脹,熱感,疼痛,関節覚,肢位・姿勢, ROM,可動域終末感,筋力,ADL

<軟部組織性> 組織の特徴:皮膚・皮下組織,腱,靱帯 評価項目:皮膚の状態,浮腫,皮膚温,伸張性,表在感覚,疼痛,肢位,ROM, 可動域終末感,筋力,ADL

<筋性> 組織の特徴:筋,筋膜 評価項目:運動・動作に伴う筋緊張変化(弛緩,反射亢進),筋電図,筋粘弾性,肢位・姿勢,ROM,疼痛,痙縮,固縮,可動域終末感,筋力,ADL

【他動運動による関節可動域と終末感 ~Cyriax の end-feel 分類による~】
<bone-to- bone>
最終域の感覚:二つの骨の骨面が当たる時,運動が急に停止する感じでみられる
正常関節の例:肘関節の他動的伸展最終域
評価の際の示唆:関節の解剖学的制限域

<spasm>
最終域の感覚:痙攣終末感。筋群が即時に運動停止するように反射的に堅くなる感じ
正常関節の例:正常関節ではみられない
評価の際の示唆:急性・亜急性関節炎,骨折

<elastic stretch (capsular feel) >
最終域の感覚:弾力性伸張終末感(関節包伸張感)。厚みのある皮革片を伸張する如く運動が堅く止められる感じ
正常関節の例:股・肩関節の回旋最終域でみられる
評価の際の示唆:関節炎

<springy block>
最終域の感覚:運動最終域ではね返る感じ
正常関節の例:正常関節ではみられない
評価の際の示唆:関節内障

<tissue approximation>
最終域の感覚:組織の圧縮終末感。筋群が他の筋群に接触する時,運動が軟らかく止められる感じ
正常関節の例:膝・肘関節の最終屈曲域でみられる
評価の際の示唆:関節に機械的ブロックがない

<empty>
最終域の感覚:空虚な終末感。機械的ブロックがない状態。解剖学的制限域からある程度の距離でかなりの痛みを感じる
正常関節の例:正常関節ではみられない
評価の際の示唆:急性滑液包炎,関節外膿瘍,新生物ヒステリー,神経原性過緊張

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