良肢位一覧と図(画像) ~関節可動域(角度)の維持・予防のために~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

良肢位一覧と図(画像) ~関節可動域(角度)の維持・予防のために~


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良肢位や関節の基本的肢位は良肢位、基本的スプリントの書籍が一番参考になると思いますっ^^

【関節可動域(拘縮)の予防】
可能であるならば,1日2回,それぞれ5~6回の全可動域にわたる運動が拘縮予防に不可欠である。疾病の治療のために固定が必要な場合でも,不必要な固定期間の延長は可動域改善の遷延化や拘縮の残存をもたらすので厳に戒めるべきである。

骨折,関節炎などでやむをえず関節を固定して拘縮や強直をきたすことが予測される場合,あるいは関節固定術を行なう場合には,それぞれの関節について可動制限をきたしても生活上比較的便利な肢位というものがある。これを良肢位bequeme stellungとか便宜肢位あるいは機能肢位functional positionという。これと相反する不便な肢位を不良肢位,不便宜肢位という。
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【各関節の良肢位ポジショニング一覧と図(画像)】
肩関節:60~80°外転,30°屈曲,20°外旋。

肩甲骨と胸郭との問の運動が温存されていれば,日常生活動作にはそれほど不便はない。

肘関節:90°屈曲,前腕回内外中間位(0°)。
   この肢位では手を顔や頭にもってゆくことが可能である。

手関節:10~20°背屈で少し尺屈位が便利である。

指関節:軽くボールをつかんだような肢位がよく,母指は対立位とする。指関節とくに中手指節関節の完全伸展位,母指の内転位は起こりやすい不良肢位である。

股関節:15~30°屈曲,0~10°外転,0~10°外旋。
この肢位では歩行時ほとんど跛行に気づかれないし,椅子に坐ることも日本式正座も可能である。下肢に短縮のあるものは,外転をやや強めにすれば起立時骨盤の下降により機能的には下肢が延長されたことになる。また坐位を主とする職業では,屈曲を強めにすれば脊柱の代償作用により坐位を保持することが容易になる。

膝関節:10°屈曲。完全伸展位では階段の昇降も不便である。
膝関節は拘縮や強直をきたしやすく,また正座,トイレなど日本の生活様式は膝関節の可動性に対する要求が高いので,膝関節の長期間固定にはとくに注意を要する。

足関節:背底屈中間(0°)。

脊髄損傷や腓骨神経麻痺がある患者はもとより,長期臥床患者は布団の重さだけでも尖足位拘縮をきたすことがある。

しかし,良肢位とは男女の別,職業の種類,生活様式などにより必ずしも一定したものではない。とくに二関節以上の可動制限が存在するときには前記の良肢位という概念にとらわれずに,その患者の生活全体を十分注意しなければならない。また小児では成長につれての変化や,成人では股関節におけるごとく脊柱の代償作用の加齢による減少なども考慮されなければならない。下図(左)は長期臥床によって,拘縮が発生しやすい部位である。下図(右)のように硬いマットレスやハンドロール,大転子ロールによる良肢位の保持を行なう。

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