片麻痺の異常歩行の代表例 痙性歩行と弛緩性歩行の特徴 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

片麻痺の異常歩行の代表例 痙性歩行と弛緩性歩行の特徴


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多忙中のさすらいにつき、更新が止まってましたー・・
前回の脳梗塞関連記事は、【脳梗塞の肩手症候群(RSD/CRPS Type Ⅰ)の対処と治療】
今回は、ほんとに多彩を極める脳梗塞の歩行の一部についての特徴を挙げます。
いずれはマニアックに解説したいと思いまするっ

5.片麻痺の異常歩行

1)弛緩性歩行(flaccid gait
 こちらは少数派のタイプですね。

・遊脚期(患側)に骨盤の引き上げと、体幹を健側に傾けて、麻痺側の下肢を持ち上げる

・患側下肢は、他動的に半円を描くように振り出す、外転・分回し歩行を認め、足関節が下垂して鶏状歩行となり 足尖接地が生じる

・立脚期(患側)の中期では、膝折れを防ぐために膝関節が過伸展傾向となり、長期間経過すると反張膝になる

・患側上肢は下垂し、上肢の重さが原因で肩関節が亜脱臼となり、身体運動によって振り回される
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2)痙性歩行(spastic gait)
・代表的なものに痙性片麻痺歩行(hemiplegic gait)があり、いくつかの典型的な異常歩行を観察できる
>
<立位姿勢(ウェルニッケマン肢位)>
【上肢】:肩関節屈曲・内転、肘関節屈曲、前腕回内、手指関節屈曲
【下肢】:股・膝関節伸展、足関節底屈
>
・歩行には以下の特徴がある
①下腿三頭筋・後脛骨筋の痙性が強いため、立脚初期で爪先外側から接地する内反尖足歩行がみられる
②患側の立脚中期では、下腿三頭筋が伸張されるために筋緊張が増強し、背屈が困難となり下腿の前方移動
が起きず、股・膝関節屈曲の減少、さらに健側下肢も十分に振り出せないために歩幅が短縮する
③患側下肢で十分に体重を支持することが出来ないため、患側の立脚期が短くなり、左右非対称性となる
④立脚期を通した膝関節では、膝折れを防止するために、膝伸展力が弱い場合や下腿三頭筋の緊張が強い場
合に、骨盤を後方に引いて体幹を前屈させて、膝を過伸展する.これを続けると反張膝になりやすい
⑤患側の遊脚期では尖足が原因で、爪先が床に触れないように分回し歩行がみられることが多い.股関節屈
曲が可能な場合は、屈曲パターンを利用するが、伸展パターンが強い場合には、体幹を傾けて骨盤を引き上げることで患脚を振り出す

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