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プッシャー症候群の原因とリハビリ(評価~治療~対処方法)


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専門知識を持っていても、気が付けないorなかなか判別が難しい高次脳機能障害。
+++高次脳機能障害の一覧(もくじ)+++
今日は、プッシャー症候群(pusher syndrome)について書きます。


プッシャー症候群は『押す人症候群』とか『体軸傾斜症候群』とか『プッシャー現象pusher sign』とか呼ばれています。
その「体軸がずれている」とか体軸失行なんて言われてもいますが、未だ原因不明なので本で読んでも何だかよくわからない事がかかれていますし、症状も怪しいな・・・ていう軽度のものまでありますよね。。

脳梗塞等で見られますが、年齢に伴う脳萎縮やアルツハイマー型認知症の方など、脳に影響を受けた場合に見られます。 パーキンソンに伴うものは、プッシャー症候群の症状の出方が異なるようですね。

実際に評価をして理学療法や作業療法にてアプローチしていくのは難しいです。
プッシャー症候群は運動維持困難、病態失認、認知症などの脳全般的障害と関連し、頭頂葉の障害によって視覚、迷路、固有感覚の統合がうまくいかず、体の位置関係を修正することが難しくなっているもの、と推測されているようです。


プッシャー症候群の特徴

①左麻痺に多い(劣位半球の頭頂葉の障害が推測されている為)
②半側無視を伴う
③立位では麻痺側に重心が寄りとなる
④立位では健側が短縮し、患側の伸長が起こり側彎のような状態となる。
⑤健側に対する立ち直り反射は起こらず、怖がったり不安を感じる。
⑥歩行では健側への体重移動が困難となる。(③の為)
⑦平行棒は、適正な高さにすると不安定となる。

プッシャー症候群の対処/対応・治療

プッシャー症候群の対応としては、あまり文献にないですね。
いくつかのちょこっと載っていたのを挙げておきます。(国家試験レベルの内容も含む)

①鏡で姿勢を認知させる。
②健側上司を前方のテーブルなどに乗せる。
③点滴棒など、垂直視標に体を合わせる。
④坐位の場合、足底を床から話すと安定する場合があるため、
 チルトテーブルなどで患側骨盤挙上から始めて、徐々に足底接地して健側挙上での保持へと進める。
⑤杖歩行の場合は、少し前方に出すように指導する。

⑥平行棒を通常の高く設定する。  それでも保持困難なときには、後方から抱えるように上枝の支持をなくした位置でコントロールする。 ・・・・・てな具合です。
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が、これはあくまでプッシャー症候群単独でのアプローチを言っているので、麻痺や痛み、その他に観念運動失行や失認などの高次脳機能障害の問題によって、治療・アプローチ自体が困難になることは推測に尽きます。。

現在、pusher syndromeに対して明確なアプローチを明記している手技として日本でメジャーな書籍は、 ステップ・トゥ・フォロー認知運動療法くらいでしたが、ちょこちょこと他の方法も発表されてきました。

プッシャー自体(というよりも高次脳障害)は失行も失認もその他の要素も複雑に網目のように絡み合っている状態ですので、判断は非常に困難です。(馬鹿な私は・・・)
プッシャー症候群は、失行も失認も両者の要素が強いというお偉い先生の意見に便乗して意見させてもらいますが。

特徴の⑤の「怖がる」からすると失行の要素が強いと思われますよね。 つまり・・・

失行>失認


となると思われますので、おのずとアプローチ方法は変わってくると思います。
失行タイプと失認タイプの特徴はこちら!
失行タイプと失認タイプのリハビリはこちら!

なぜ、「失行>失認」か?
というと、失認=認識できない。表在・深部感覚、視覚など認知できない=怖がない。
失行=認知できる、距離感がつかめない=怖がる。
ということなので、これも高次脳機能障害の判断になりますよね。
高次脳機能障害に対するリハビリ・治療は確立されていませんが、若干ながら失行・失認に対するリハビリ(理学療法・作業療法)文献は存在します。ここでは明記しませんが^^;

ただ、私の仕事で対象としているのは、元気なお方もしくは寝たきり(コミュニケーション不可能)な方々と、両極端に別れていましてプッシャー症候群の症例に当たったことが少ないので成果はお答え出来ません。。
        (_ _(--;(_ _(--; ペコペコ

プッシャー症候群(pusher syndrome)の治療動画です!(YOU TUBE)

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