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クモ膜下出血とは? その定義と症状と好発部位は?


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巨人内野守備走塁コーチ、の木村拓也さん記事の補足です。

■クモ膜下出血(subarachnoid hemorrhage:SAH)

≪クモ膜下出血の概念・定義≫
・頭蓋内に出血した血液がクモ膜下腔に留まっている状態で、クモ膜下腔を走る血管の破綻によるものが多い

・脳実質内出血がクモ膜下腔に波及する場合もある

・外傷や脳出血の穿破による続発性出血と、脳動脈瘤や動静脈奇形からの原発性出血とに区別される

≪蜘蛛膜下出血要因≫
・クモ膜下を走る脳動脈の分岐部に発生した動脈瘤の破綻により出血するのが大半で(約75~90%)、40~60歳 に多い。

・動静脈奇形による出血は約5~10%程度で、若年層(20~40歳)に多い

・太い脳動脈に発生する動脈瘤は、アテローム硬化や感染症でもみられるが、大多数は先天性の果実状動脈瘤であ り、動脈の分岐部にある先天的に中膜筋層が欠損した部分から、動脈壁が外方に突出して形成されたものである。

・動静脈奇形では、動脈・静脈間に毛細血管を経ない異常な交通(シャント)があり、拡張・迂曲した血管により 血管網が形成されている
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≪くも膜下出血好発部位≫
・ウイリス動脈輪に好発する(約9割)
①前大脳動脈-前交通動脈分岐部(40~45%)
②内頸動脈-後交通動脈分岐部(15~20%)
③中大脳動脈分岐部(15~20%)
④脳底動脈分岐部(3~5%)


脳動脈瘤の好発部位
≪くも膜下出血の症状・症候≫
・動脈瘤の破裂とともに激しい頭痛が発生し、嘔気・嘔吐を伴うことが多い.また、しばしば意識障害を伴う(出 血量が多いと急死の原因となる)。

・急性期の症状が消退しても、数日~2週間後程度に脳血管攣縮による局所症状が発生することがある(約30%) ・脳血管攣縮は、動脈瘤破裂による出血量が多い程起こりやすく、徐々に意識レベルの低下が起こり、同時に錐体 路徴候などが出現する。

・動脈瘤が初回の破裂より1~2週間後に再び破裂することがあり、この場合は重篤で予後不良である。

・髄膜刺激徴候(項部硬直)は、診断上、大切な徴候であり、頸部を前屈したときに抵抗があり顎が胸に触れない 特定部位の臨床症候。
①内頸動脈・後交通動脈分岐部:動眼神経麻痺
②前交通動脈:一側or両側下肢の一過性麻痺
③前交通動脈:精神症候、無動、無言、無為
④中大脳動脈:片麻痺、失語、痙攣
⑤内頸動脈の眼動脈分岐部:一眼の視力障害、眼痛


くも膜下出血の前徴は脳梗塞などと違いあまりない事が多く、その症状は金属バットで殴られたような痛みと表現される方もいるほど激しい頭痛を伴う。しかし、重篤になる場合が多く、痛みを訴えられる前にお亡くなりになる場合が多いのが現状で予後は不良です。。

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