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反射性交感神経性ジストロフィー(CRPS)発症のための要因


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お友達がRSDです。治してあげたいけども・・・
そんな【反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)のステージ分類と鑑別診断】の続きです~~どぞーー。

5.反射性交感神経性ジストロフィー(CRPSタイプⅠ≒RSD)発症のための要因

1)CRPS有痛性外傷および疾患を伴うことが多い
・明らかな神経損傷を伴うものとは限らず、軽度の打撲、切創、捻挫、骨折などが多く、特に橈骨下端骨折や指骨 骨折など日常頻発する手関節周辺の外傷が多い。
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2)患者自身の素因
・RSDとなりやすい遺伝的素因が認められ、交感神経緊張症とされる手足の発汗亢進・血流障害による冷え、血管運動障害による心臓の動悸、片頭痛、赤面症などの症状のあることが多い。

・精神的に情緒不安定で、依存性が高く、愁訴が多彩なタイプの人に認められる。

・高齢者や更年期の女性に生じやすいということは、動脈硬化による大脳の加齢性変化や四肢末梢の循環障害、内分泌の変化による浮腫の存在などが本来の患者の素因に荷重されると考えられる。

3)異常な交感神経反射
・身体が外傷を受けると、交感神経の反射作用により、四肢の血管は収縮して出血を止め、腫張を最小限とする。

そして、外傷の治癒過程に従いこの反射は消失する.RSDでは、この交感神経反射が継続して、反射活動が著 明に亢進するとともに、絶えず交感神経が刺激されている状態である (図1)。

・外傷によるtrigger刺激が消失してもなお、交感神経反射が継続していることで、局所は血管循環不全を起こし 症状は一層悪化する.すなわち、悪循環(vicious cycle)が形成されて、RSDを発症することになる 。

(図2) ※ まとめ
・RSD発症の機序は、交感神経活動が亢進して、かつ精神的素因のある人が、triggerとなる軽度の外傷や 疾患などの有痛性疾患により、異常な交感神経反射を生じ、悪循環が成立して本症を発症する。

図1
RSDzu1.jpg

図2
RSDzu2.jpg

図3
RSDzu3.jpg

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