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関節リウマチ分類 診断基準と疫学 (アメリカリウマチ学会提唱)


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【リウマチの概要と原因症状③ シェーングレン症候群編】の続きです。また、下記欄外にもリウマチ関連記事がございますのでご覧くださいっ。

2.慢性関節リウマチ分類基準と疫学
1987年改訂慢性関節リウマチ分類基準(下記の表1)ガイドラインにに基づいて調査
特異性―89%、感受性―91~94%
RAと他の疾患との区別が可能としている。
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■表1 慢性関節リウマチ分類 診断基準■
―アメリカリウマチ学会提唱(日本リウマチ学会による)■

1.朝のこわばり
関節およびその周辺の朝のこわばりが最大寛解する前に少なくとも1時間続くこと。

2.3ヶ所以上での関節炎
少なくとも3ヶ所の関節で同時に軟部組織の腫脹または液浸潤(骨の過成長のみであってはならない)が医師により確認されること。
部位は14ヶ所、すなわち左右のPIP(近位指節間)、MCP(中手指節間)、手関節、肘、膝、踵、MTP(中足趾節間)の関節とする。

3.手関節炎
手関節、MCP、またはPIPの関節の少なくても1ヶ所で腫脹(定義は上記に同じ)が確認されること。

4.対称性関節炎
体の左右の同じ関節部位が同時に罹患していること(定義は上記に同じ)。(ただし、PIP、MCP、MTPの両側性罹患については対称性が完全でなくてもよい。)

5.リウマトイド結節
骨突起部、伸展筋表面、または傍関節部位に皮下結節が医師により確認されること。

6.血清リウマトイド因子
血清リウマトイド因子レベルが異常値を示すこと。測定法に限定はないが、正常な対照被験者での陽性率は5%未満であること。

7.X線異常所見
手または手関節の前後投影によるX線写真上で慢性関節リウマチの典型的な所見が認められること。こうした所見には関節のびらんあるいは罹患関節に限局した、あるいはその関節周辺に最も顕著な、明確な骨の脱石灰化が含まれていること(変形性関節炎の所見のみではこれに該当しない。)

*分類上、これらの7項目のうち少なくても4項目について該当している場合、慢性関節リウマチ(RA)とみなす。
基準1~4は少なくとも6週間継続していなければならない。2つの臨床診断をもつ患者であっても除外しない。「定
型的な(classia)」、「確実な(defintie)」、あるいは「おそらく(probable)」RAといった表面は使わない。


【関節リュウマチと間違えやすい病気】
RAと鑑別の難しい疾患・病気として、SLE(全身性エリテマトーデス)、乾癬性関節炎およびリウマトイド因子(RF)陰性脊椎関節症があります。症状を簡単にご説明します。

・日本での発生率:全人口の0.3~0.5%(平均0.4%)
:日本全国で約30万人から50万人が、この疾患を患っている(大体200名に1人)
・好発年齢:20~50歳
・男女比:1:3~1:4(女性に多い)
・発症頻度:加齢とともに増加
男女比の差は縮まり、60歳代では男女ほぼ同数
・罹病率に影響を与える因子:年齢、性ホルモン、遺伝的因子、社会的状態、教育および心理的ストレスなど
・罹病率に影響を与えない因子:人種、居住地、気候
*乾癬性関節炎
・皮膚疾患を伴う関節炎の一つである
・皮膚乾癬症では7%前後に関節炎が認められるが、本疾患を生じることはわが国においては稀
・症候:爪にも乾癬が見られ、指の腫脹はソーセイジ状の外観を呈す
:皮膚症状が関節症状より先行
:DIP関節が侵されやすい
:皮膚症状の憎悪、緩解に一致して関節症状も出現、消退を繰り返す
:関節炎は非対称性に出現、仙腸関節も侵される、脊椎炎も見られる

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