炎症の原因物質(病理・生理) ケミカルメディエーターとは? - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

炎症の原因物質(病理・生理) ケミカルメディエーターとは?


スポンサードリンク
ケミカルメディエーターとは薬学用語で、広い意味では細胞から細胞への情報伝達に使用される化学物質をいう。ここでは関節リウマチの所見、いわゆる炎症をさしているので、ここでは狭義の意味で抗原抗体反応や炎症反応の際に遊離されるヒスタミンやセロトニン、ペプチドロイコトリエン、トロンボキサンなどを指す。

【関節リウマチの原因と説 ③環境因子と免疫反応の要因説編】の補足事項としてメモしておきます。

<炎症のケミカルメディエーターとその生体内分布>
分布(由来) ⇒   ケミカルメディエーター
好塩基球  ⇒   ヒスタミン、セロトニン、SRS-A
肥満細胞  ⇒   ヒスタミン、セロトニン、SRS-A
血小板  ⇒     ヒスタミン、セロトニン
好中球  ⇒     リソソーム酵素
マクロファージ ⇒ リソソーム酵素
活性化リンパ球 ⇒ リンフォカイン
血漿基質  ⇒   キニン類
細胞膜   ⇒   プロスタグランジン、ロイコトリエン
血清   ⇒     補体系
スポンサードリンク
●顆粒球
①好中球:単球とともに活発な運動能をもち、侵入してきた細菌に接近して細胞内に取り込み(貪食)、分解酵素でこれを破壊する。50~70%

②好酸球:貪食作用を持つが主作用ではない1~5%
寄生虫の破壊作用を持つほか、各種の抗炎症性物質を放出するものと考えられている。

③好塩基球
貪食作用を持つが主作用ではない
ヒスタミンやヘパリンを多く含み、炎症の際にそれらを放出する。1%

●リンパ球
①T細胞:細胞性免疫にあずかる
抗原性をもつ細胞が作用すると感作リンパ球となり、抗原細胞を破壊するほか、B細胞の機能を調節する

②B細胞:液性免疫にあずかる
形質細胞に転化して免疫グロブリンを産生するほか、免疫記憶を担当している

●単球
マクロファージの一種で血液マクロファージともいわれる。

食作用が盛んで、抗原を摂取破壊して、抗原情報をリンパ球に提示する一方、その結果としてTリンパ球の放出するリンフォカインによって抗原摂取能力は著しく増強される。

要するに抗原の侵入に対しては、まず、好中球やマクロファージによる非特異的な攻撃によってこれを破壊するが、さらに抗原が増強するような場合にはリンパ球による免疫応答が起こり、抗体やリンフォカインによる特異的な攻撃が続けられるのである。

その他、単球は補体や生物的に重要な物質を合成しているといわれる
※T細胞(細胞性免疫にあずかる)、B細胞(液性免疫にあずかる)「20~40%」
    ↓
これらは骨髄の幹細胞が別個の分化成熟過程を経たもの

※T細胞(細胞性免疫にあずかる)、B細胞(液性免疫にあずかる)「20~40%」 ↓ これらは骨髄の幹細胞が別個の分化成熟過程を経たもの

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License