関節リウマチの検査① レントゲン画像所見(X線) - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

関節リウマチの検査① レントゲン画像所見(X線)


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前回は外から見える指の結節などについてちょっと触れましたが、今日はですね中身をみてちゃんと診断しましょう、というはなしです。
今日の記事は【関節リウマチの臨床像 へバーデン結節!】の続きでございますっ。

5.RAの病理とX線
発病当初では、骨のX線上には特に異常はみられないことがほとんどであるが、1年もすると、関節周囲の辺縁から、「びらん(erosion)」と呼ばれる虫喰い像があらわれてくる(数の→の所)
【関節リウマチの臨床像】で自覚症状などもご確認を。

図4 第5MTP(中足指節関節)の 骨びらん(矢印の部位)
image003.jpg
それが進行すると、病変は関節表面全体に及び、疼痛や関節の亜脱臼の原因になってくる。
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【関節リウマチのレントゲン所見】
1.軟部組織の腫張
2.関節周囲の骨萎縮
3.関節筋線の糜爛(びらん):局所的な上皮の欠損により結合齲組織が露出した状態
4.関節の裂隙狭小化
5.関節面の破壊
6.関節の亜脱臼・脱臼

図5 正常の関節と、RAの関節を模式化
 【関節リウマチの病理所見】
 1.滑膜組織の増殖(初期に変化が見られる場合が多い)
 2.滑膜のフィブリノイド変性
 3.肉芽の増殖
 4.パンヌスの形成
 5.軟骨の破壊
 6.骨萎縮
 7.関節の線維性増殖
 8.関節液の貯留
 9.軟骨のびらん

図5は正常の関節と、RAの関節を模式化したものである。

正常の関節では、相対する関節表面は軟骨でおおわれ、間隙(関節腔)には、少量の関節液があって、潤滑油の役割や軟骨の栄養を受け持つ。
関節腔全体は、滑膜(synovium)と呼ばれる重要な役割をになう薄い膜でつつまれている。
その外側は、さらに関節包、筋肉、靭帯などでおおわれ、保護、強化されている。

RAの病態は、主に滑膜に病変がみられる疾患、と考えられている。

表層細胞は多層化し、その下部組織には多数のT・Bリンパ球、マクロファージ、形質細胞の浸潤や、線維芽細胞、血管新生がみられる。
炎症の主戦場と考えられているが、骨破壊の原因として、軟骨細胞や破骨細胞など、骨や軟骨形成に関与する細胞や、マトリックスメタロプロテアーゼと呼ばれる酵素などが、重要な役割をはたしている。

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