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赤沈(血沈・赤血球沈降速度)の亢進とは? 血液検査で何がわかるの?


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赤沈とは血沈または赤血球沈降速度といい、簡単に言うと赤血球が試験管の中を沈んでいく速度を測定する検査で、1時間に何mm沈んだかをみるものです。
通常はこれだけのテストで診断されることはなく、CRP(C反応性タンパク)や白血球数検査などを総合して判断されます。

前回の記事、【関節リウマチのガイドラインと検査方法②】の続きですが、今回は番外編的なブログ記事なので【ケミカルメディエーター】の続きと思っていただいた方がいいかもしれません。

あぁ、病理学とか生理学とか白血球とかヘモグロビンとかですね、ややこしくてさすらいは大嫌いなんですょ。。
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【赤沈(赤血球沈降速度)とは?】
特異性に乏しいが、炎症を中心とした病態の把握に重要な検査として行われる。

赤沈が亢進する病態として
①組織破壊吸収が亢進(炎症、悪性腫瘍)
②血漿タンパク異常
③貧血
     ・・・・などがあげられる。

具体的な診断としては、リューマチ意外に上げれば
肺炎、結核、気管支炎などの感染症、 心筋梗塞や心筋炎等の心臓疾患、 肝炎、胆のう炎、膵炎、潰瘍性大腸炎 全身性エリテマトーデスなどの膠原病・免疫の異常、 癌など。

数は少ない症例であるが、血沈が低値を示す診断といえば、
播種性血管内凝固症候群、 多血症、 異常ヘモグロビン症、 低フィブリノゲン血症等である。

その理由として
①免疫グロブリンの増加
②フィブリノーゲンの増加
③アルブミン、赤血球の減少    があげられる。

【赤沈(赤血球沈降速度)の「正常値】
男性:1~10mm 女性:15歳未満
女性:1~15mm
軽度亢進:<25mm
中等度亢進:25~50mm
高度亢進:>50mm
※50歳以上、月経、妊娠、食事などで変動する。妊婦は分娩後1ヵ月で回復する。
※測定管が不潔、血液、抗凝固剤の混和不十分、溶血、白血球増多がある場合、誤差が出ることあり


【赤沈(赤血球沈降速度)の原理】
炎症に伴い産生されたフィブリノーゲンなどの陽性荷電蛋白が赤血球表面の陰性膜電位を打ち消すことにより、赤血球が連銭形成をおこし沈殿するのを促進させることにある。
:通常は一時間値で表します。
赤沈が30mm以下の場合、RAの病態がコントロールされている。

赤沈が30~100mmの間であった場合、コントロールが不十分であり、薬剤の投与量を変えたり組み合わせを再考する必要があります。

赤沈が100mm以上であった場合、RAの治療ができているとはいえず、薬剤を変えるとか、他の感染症の有無なども含めて精査を行うことも考える。

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