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■脳梗塞/脳卒中(脳出血/脳塞栓)の主な症状・後遺症■


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脳梗塞の主な症状・後遺症

 

脳梗塞は、壊死した領域の巣症状ため発症するため症例によって多彩な症状を示します。
まずは脳梗塞から引き起こされる一次症状を列挙します。また、二次的障害こそ、その後の経過/予後に大きく影響を及ぼします。(詳細は次回)

その判断は非常に難しいが、一見「麻痺」という障害に囚われがちであるが、一般の方だけでなく看護師を含めた医療従事者が判断・評価できていない『高次脳機能障害』というものを軽視せず、念頭において患者さんに接していただきたいと思います。

脳梗塞の麻痺症状

運動障害をきたすもので、最も頻度の高く、日常生活が困難になる原因が麻痺である。中大脳動脈の閉塞によって前頭葉の運動中枢が壊死するか、脳幹の梗塞で錐体路が壊死するかで発症する。
多くの場合、急性期は片側の上肢・下肢がダラリと脱力したような弛緩性麻痺を呈するが、徐々に筋肉が硬くなる痙性麻痺と言われる状態に移行する(厳密には痙固縮と言われるの状態)。ただし、必ずしもこの様な経過をたどるとは限らず、永続的に弛緩性麻痺を呈する場合もある。また、痙性麻痺ではなく、固縮という要素が強い場合も存在する。

感覚障害・異常感覚

感覚の鈍化または消失、またはしびれると訴える状態が起こるが、大きく分けて温度・痛覚の感覚異常と体の位置関係を認識する深部感覚が障害される。
また、感覚過敏の状態や視床痛(厳密には感覚障害とは別の問題。)と呼ばれる異常感覚が出現する場合も稀に存在する。
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脳梗塞の失調症状など

小脳または脳幹の梗塞で出現するものであるが、それらの器官への神経経路の障害でも起こりうる。巧緻運動や歩行、発話、平衡感覚の障害が出現する。パーキンソン病に良く似た症状を呈するパーキンソニズム等の症状も出現することがある。

意識障害

脳幹の覚醒系が障害された場合などに意識レベルが低下するほか、広範な大脳皮質の破壊でもみられる。それがなくても、急性期脳の腫脹などによって全体的に脳の活動が抑制され、一過性に意識レベルが下がることがある。本国では、ジャパンコーマスケール(JCS)、3-3-9式で表されることが多い。

構音障害・嚥下障害

喉頭・咽頭・舌の運動にも麻痺や感覚障害が及ぶことで嚥下や発声機能にも障害が出現する。嚥下障害は、摂食が不十分となり、誤嚥によって肺炎や最悪の場合死亡の原因となる場合がある。

高次脳機能障害

 ⇒難しい内容なのでこちらのPT/OTカテゴリにて追記
脳梗塞患者の6割以上に観念運動失行や構成失行、半側腔管無視、失語・失認などの高次機能障害の出現するといわれており、症状は多彩である。脳梗塞右麻痺の場合、左の脳が障害されるが、右利きの方が多いこと、失語症や日常生活に影響を及ぼす中枢が左大脳にある事などから日常生活の自立が困難な場合が多い。

急性期を脱すると高次脳機能障害自体は改善するが、リハビリテーションの多大な障害因子となるもので、その殆どが完全に元に戻ることはほとんどないと思われる。医療従事者でも高次脳機能障害に気が付ける人間は非常に少ないため、軽視されがちであるが、「社会復帰が出来ない、日常生活に不安が残る・・・・、動作が一定しない」と言われる方のほとんどに高次脳機能障害が残存している現状に注意を払うべきである。

ご家族や知人に気になる症状の方はございませんか?
この項目、専門的なリハビリテーションについては、「 ●理学/作業療法士/言語聴覚士の情報」のカテゴリを参照にして頂きたい。
(※専門的アプローチなどについては随時更新予定です)

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