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関節リウマチRAによる関節破壊の機序


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5)りゅーまちによる関節破壊の機序
関節リウマチは整形外科疾患だと思われているが、実際はそういうものではなく、関節を中心とする全身性炎症性疾患で様々な膠原病が示唆され、免疫異常が関与し、内科的な要因や症状も数多くあり多彩なものである。

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①免疫異常
リウマトイド因子に代表される自己抗体、免疫複合体あるいは補体が関与している=B細胞性免疫異常
マクロファージが関与している=T細胞性免疫異常

②関節内の循環、栄養、免疫を司っている滑膜は異常免疫反応の中心

③滑膜
滑膜表皮細胞が増生→絨毛が形成→血管が拡張→間質の浮腫を来たし→炎症細胞が浸潤してリンパ濾胞を形成する
滑膜に集積したマクロファージ、リンパ球=インターロイキン-1、腫瘍壊死因子(TNF)など様々のサイトカインを産生する
滑膜の一部は関節軟骨へ向って増殖する。これをパンヌスと呼ぶ。これは関節面を虫食い的に侵食していく

④一方、滑液中にはB型免疫応答により、滑液中の補体価低下、血管透過性亢進、多核白血球の凝集がみられる

⑤多核白血球:免疫複合体を貪食し、大量のサイトカイン、蛋白分解酵素を産生する

⑥関節局所に直接作用し、関節面を破壊していく

【関節リウマチのレントゲン所見】
1.軟部組織の腫張
2.関節周囲の骨萎縮
3.関節筋線の糜爛(びらん):局所的な上皮の欠損により結合齲組織が露出した状態
4.関節の裂隙狭小化
5.関節面の破壊
6.関節の亜脱臼・脱臼

図5 正常の関節と、RAの関節を模式化
 【関節リウマチの病理所見】
 1.滑膜組織の増殖(初期に変化が見られる場合が多い)
 2.滑膜のフィブリノイド変性
 3.肉芽の増殖
 4.パンヌスの形成
 5.軟骨の破壊
 6.骨萎縮
 7.関節の線維性増殖
 8.関節液の貯留
 9.軟骨のびらん

図5は正常の関節と、RAの関節を模式化したものである。

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