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関節リウマチの頚部の関節変形と障害


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■関節リウマチの頚椎(首周り)の変形
関節リウマチによる頚椎障害は40~60%にみられ、経過とともに頻度は高くなる。
頚椎障害の型 ①環軸関節亜脱臼、②軸突起頭蓋内陥入、③椎間板炎がある。 ・初期の臨床像:全可動域に認められる首のこわばり

・正中および外側環軸関節の滑膜性炎症
→ 横靭帯が弛緩する → 頚椎屈曲時に環軸関節前方亜脱臼 → 大後頭神経痛、項部痛、眩暈、呼吸困難、四肢麻痺などの重篤な症状の出ることがある

・RAでは40~80%(ほぼ100%)環椎横靭帯がゆるむ

・亜脱臼の程度はADI(atlantodntal interval)(環椎前弓~歯突起前縁の距離)が目安となる。
(※下図を参照)
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リウマチ性環軸関節亜脱臼(AAS)
ADI atlantodntal interval
3mm以内:正常   3~5mm:軽度   6~9mm:中等度   10mm以上:高度

・中心性脱臼が起こる。
  ⇒環椎が上下面より侵蝕され圧迫骨折を起こして潰れ、歯状突起が大後頭孔縁を超えて頭蓋内に陥入

・動揺性頚椎(下位頚椎で椎間関節のリウマチ性変化)、すべり、亜脱臼なども発症する

・歯突起のびらんや、靭帯の弛緩や断裂によりミエロパチーも発生する。
これは脊髄圧迫症状であり、神経学的検査が必要

・神経症状を伴わない頚部痛:進行性でない傾向がある

・神経症状と頚部痛:同時に発症しない傾向

・頚椎不安定性に伴うミエロパチー発症は頚部痛を伴わないことが多い


■胸椎 特徴椎間関節の可動性がほとんどないためか、これらの関節に障害がみられることはほとんどなく、むしろリウマチ結節または骨粗鬆症による胸腰椎移行部の圧迫骨折による背部痛、腰痛などが問題になる。

■腰椎 特徴・関節リウマチによる腰椎病変は、ほとんどないといわれている。
・稀には側方亜脱臼、椎間板炎、椎間関節炎など、腰椎に関節リウマチ特有の所見がみられる。

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