加圧トレーニング方法の考察 (適正な頻度・回数・圧力の効果) - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

加圧トレーニング方法の考察 (適正な頻度・回数・圧力の効果)


スポンサードリンク
加圧トレーニングのすごいところは東京大学教授と科学的研究を皮切りに、論文発表や今、うるさく言われているエビデンスが整っている、というところではないでしょうか。

どうも、テレビでにぎわうダイエット方法や流行のエクササイズっていうのは胡散臭くて、予想通りすぐに流行が消えていきますが、KAATSUトレーニングは上記のような理由からも消えていく存在ではなさそうですね。

ビックリしたのは、スリランカ加圧国際大学ってのまであるのかよ!!(爆)すげぇな、おぃ!

さあ、雑談はさておき、詳細にまいりましょう!
スポンサードリンク
手持ちの資料には
平均年齢60歳の女性を対象に、肘関節屈筋に対し、平均110mmHgの加圧下で30~50% 1RM×15回×3セットの加圧トレーニングを週2回、4カ月間を行った結果、筋力・筋横断面積ともに平均20%増大。

この結果について、80%1RMの負荷で加圧を伴わずに行った場合の効果よりやや大きい傾向があり、また、30~50%1RMで加圧を伴わずに行った場合にはほとんど効果がなかった。

これらの結果から、加圧トレーニングは低負荷にもかかわらず、筋力増強と筋肥大に著しい効果があり、その効果は筋血流の制限そのものに関係していることが示された。また、トレーニングを行わなかった上腕三頭筋にまで、著しい筋肥大がみられた。

一方、同様の低負荷の加圧トレーニングをトップアスリートの膝の伸ばす筋肉を対象に行った結果(圧は平均210mmHg)、膝伸展筋力で平均15%、膝伸展パワーで平均9%、筋横断面積で平均15%の増大が見られた。 さらに、50回の連続最大筋力発揮における疲労耐性に有為な向上が見られた。
まずは、加圧トレーニングの適正圧について。
ピンとこないと思いますが、110~210mmhgってかなり強い圧だ、っというのが第一印象。血圧計を図る数値を思い浮かべてくださいな。
素材やその幅によって圧の感じ方は大きく違いますけども。。

そして、『1RM』って一般の方にはなじみが無いと思いますけども、医学用語。今ではトレーニング用語って感じなんでしょうかね。
ただ、厳密にこれらを計測する事は非現実的でありますので、目安っていう程度に覚えておいた方がいいでしょう。

RMとは・・・?
RM(repetition maximum)とは、筋力ウエイトトレーニングにおける特定の負荷を使った場合の最大拳上回数。
通常はその回数を上げられる最大重量を指し示す意味で使われる。つまり、1RMとは休みなしでは1回しか上げられない重量のことで、これはその人の最大拳上重量の意味になる。10RMとは、休みなしで10回あげられるという意味で、1RMの最大拳上重量の75%~80%と言われる。

原法はこんな感じ。
<10RM>関節の全可動域にわたって10回反復して運動できる最大抵抗量
<DeLomeの漸増抵抗運動(DeLomeの原法)>
10RMの10%の力で10回反復運動
10RMの20%の力で10回反復運動
10RMの30%の力で10回反復運動
10RMの40%の力で10回反復運動
10RMの50%の力で10回反復運動
10RMの60%の力で10回反復運動
10RMの70%の力で10回反復運動
10RMの80%の力で10回反復運動
10RMの90%の力で10回反復運動
10RMの100%の力で10回反復運動
1段階ごとに2~4分休息をとらせてもよい。
1週間の内5日間訓練する。10RMを毎週1回計測する。

以上からは劇的な変化があった、とはちょっとわからない。 70や80歳でも筋力増強・筋肥大はみられるので、60歳とはいえ4ヶ月のトレーニングを行ったら、数量的には未知数だけども筋肥大は起こるんじゃないのか?

そして、もっと比較するなら個人差があるので同一個体で加圧トレーニング効果を検証して欲しかったなぁ。 右は加圧トレーニング試行、左は試行せず、みたいな。 あ、注文付けすぎですか・・・?

あと、拮抗筋である上腕三頭筋の筋肥大っていうのも得意な効果、なんて思わないのは私だけでしょうか? リハビリテーション的観点から見ると、健常人の場合はマッスルパワーをあげればいいんだろうけども、高齢者や障害を持った方、という観点からすると、拮抗筋の同時収縮や協調性改善を目指した方が遥かにリハビリテーションの効果が高かった、というのがさすらいの検証結果です。

興味がある!なんて方は、機会があればここでさらりと書いちゃいますっ。
今日はこの辺で。
加圧トレーニングの理論と実践

講談社
売り上げランキング: 132374
おすすめ度の平均: 4.5
5 唯一無二の本
4 高いけどそれに見合う内容

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License