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FIMの評価方法 5.コミュニケーション(理解・表出)のADL機能評価内容


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FIM(Function Independence Measure)機能的自立度評価表の大特徴である
コミュニケーションや社会的認知
の評価のやり方です!


認知症を始めとして、脳梗塞などに伴う失行や失認、失語や言語障害によって患者さん・利用者さんとのコミュニケーションが取れない・取りにくい場合も多いです。

現場でみていてもですね、患者さんは理解できている・訴えているのに、
「あの方は、こっちの言う事を認識・理解できていない」と思い込んでいる場面も多く見られます。
ですので、正しく評価することで何かしらできることも増えるのではないでしょうか。



FIM認知項目採点の原則と採点基準

コミュニケーション・社会的認知項目(以下認知項目と略す)はコミュニケーション(理解・表出)2項目、
社会的認知(社会的交流・問題解決・記憶)3項目の合計5項目35点満点で構成されている。

認知項目の採点法は運動項目とほぼ同じで、認知項目を含むことはFIMの特長といえる。

FIMの認知項目採点基準

採点基準 介助者 手出し
7:完全自立 不要 不要
6:修正自立 不要 不要 時間がかかる、補助具が必要、安全の配慮
5:監視・準備 必要 不要 監視、指示、促し
必要 必要 90%より多く自分で行う
4:最小介助 必要 必要 75%以上、90%以下自分で行う
3:中等度介助 必要 必要 50%以上、75%未満自分で行う
2:最大介助 必要 必要 25%以上、50%未満自分で行う
1:全介助 必要 必要 25%未満しか自分でおこなわない
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FIMのADL評価のコミュニケーション(理解・表出)に含まれる内容

コミュニケーションには、「理解」と「表出」の2項目が含まれる。
「理解」項目では、相手の指示や会話がわかるかどうかを、「表出」項目では欲求や考えを患者が言葉(またはジェスチャー)で表せるか、を評価する。

ADL評価のコミュニケーション(理解・表出)の注意点

理解といっても他人のしゃべった内容をとりあえず聞き取れればよいのであって、そのあとの判断力は採点の範囲外となる。

FIMの採点方法

実際の採点方法は、日常接しているときの様子で判断する。

6点 多少の時間がかかる場合、補聴器などの補助具を用いる
4点 短い文なら完全な文で話せられるが、理解させる為に単語を強調しなければならない。たまに言葉を繰り返す、言い換える必要がある場合。
3点 「お痛みですか、痛みます?」など強調語を用いた短い旬で話す必要がある
2点 1語またはジェスチャーでの意思疎通のみ

5点以下の場合、介助着が何%行っているかにより採点される。すなわち、結果的に何割通じたか、会話の中でどの程度手助けを要するか、また手助けの必要な会話は(全会話のうちで)何%か、と考えるのである。

たとえば患者が簡単な日常のことを話しているとして、5回のうち4回は聞いていてわかるのなら4/5=80%となり4点と考える。

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その他

理解・表出ではその手段をチェックすることになっている。
理解では聴覚または視覚、表出では音、声または非音声を選択する。ただし視覚や非音声は聴覚障害のような場合に“言葉”として使っているときのみチェックしてよい。脳卒中失語症のような場合にも、視覚ではなく聴覚、非音声ではなく音声にチェックすること。

採点者が理解できない言語(ポルトガル語やスウェーデン語など)を用いている患者の採点は、患者の母国語の理解・表出能力にもとづいて、理解・表出の項目を採点する。

したがって、通訳を用いても6点には下がらない。患者の家族や友人または通訳に、患者が複雑または抽象的な内容を表出できているかを聞くべきである。

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