肺の解剖学 (肺の外観/位置、肺門の構造) - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

肺の解剖学 (肺の外観/位置、肺門の構造)


スポンサードリンク
【肺の画像診断と最新の診療】


F.肺 lungの解剖学とその位置関係
肺は左右1対の臓器で、きわめて狭い間隙で胸壁に接する
左・右肺の間に縦隔をはさむ

1.肺の外観
・色調は真珠色が多い
・左肺:気管、食道、心臓および大動脈の左側
 右肺:上記の右側
・両肺ともに尖端が上方に向かい、外側方に丸みをおび、内側面と底面とは陥凹しているので、全形はほぼ半円錐形を呈する

・右肺:左肺=約10:8(心臓の左側偏在、肝臓右葉の影響、横隔膜の右半が左半に比べてより上方に凸)
・肺組織は全体として軽く、柔らかく、海綿様を呈し、著しい弾性をもっている
・肺は肺尖、肺底、および3面(横隔面、肋骨面、内側面)、3縁(前縁、後縁、
下縁)に区別される

スポンサードリンク

a.肺尖
・肺の上端で鈍円をなし、鎖骨上縁より2~3cm上方に突出
・左右の肺尖の内側には鎖骨下動脈溝 → 鎖骨下動脈
・左肺では左腕頭静脈溝 → 左腕頭静脈
・右肺では大静脈溝 → 上大静脈

b.肺底
・肺の下面で横隔膜の上にのる
・上方への彎入はとくに右肺において著しい

c.肋骨面
・胸郭の内面に一致して凸
・3面中最大
・浅い第1肋骨圧痕(しばしばかるい斜めに走る.他の肋骨圧痕を認める)
・上葉は他の部位に比べて色素沈着が著しい(塵埃などによる)

d.内側面
・前・後縁-肋骨面、下縁-横隔面 と境される
・心圧痕:内側面で一般にやや陥凹している心臓に対する深い凹み(特に左肺で著しい)
・肺内:心圧痕の後上方にある胸膜におおわれない部

e.前縁・下縁・後縁
・前縁=鋭縁  下縁=鋭縁  後縁=丸い
・左肺底部近位に心臓による心圧痕
・小舌:心臓との間に圧平された心圧痕に沿う左肺の一部

2.肺門および肺根
・肺門では最も後方に気管支、その前方に肺動脈、さらに前方に肺静脈が位置する
・肺根:肺内に出入りする気管支、肺動脈、気管支動脈、気管支静脈、リンパ管、神経および肺内にあるリンパ節は結合組織に包まれて一束となり肺根という
・大動脈溝:左肺で肺門をめぐって肺間膜の後方を下行する広い溝
大動脈弓、胸大動脈によってできる
・食道溝:大動脈溝の最下端にある食道による圧痕
・右肺では肺門の前に肺尖がつづく 上大静脈溝がある

3.肺葉
・斜裂:後上方~肋骨面に従って前下方に回って走る肺葉を区分する深い切れ込み
・水平裂:右肺にある肋骨面、腋窩線で主切痕から分かれほとんど水平に前へ進み肺の前面に達する浅く短い切れ込み

中葉と上葉を分界する

・左肺-上葉、下葉の2葉
・右肺-上葉、中葉、下葉の3葉
・肺小葉:各肺葉の表面に肉眼でみることができる径約1~2mmの亀甲形の小区


4.肺の位置
a.肺の上界(肺尖)
・鎖骨より2~3cm上方に位置する.一般に右の肺尖は左の肺尖より僅かに高い

b.肺の前界
・肺の前縁に一致して左右ともに胸鎖関節の後側から弧状を呈し、他側のものに近づきつつ下方に走り、第6肋軟骨の高さで肺の下界に移行する
・左側はしばしば第2~4肋軟骨の高さで、心切痕により正中線から左方に偏在

c.肺の下界
・静呼吸の直立位または正坐位において、乳頭線では第7肋骨、腋窩線では第9肋骨、肩甲線では大11肋骨の高さに位置する
・呼吸運動により3~4cmの変動あり

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License