胸膜の構造と解剖学 ~壁側胸膜と臓側胸膜(肺胸膜)~ - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

胸膜の構造と解剖学 ~壁側胸膜と臓側胸膜(肺胸膜)~


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胸膜は何らかの原因で癒着や肥厚などの問題を起こす部分です。
癒着術という気胸を起こしにくくする方法でもありますが、それをはがす必要もあるなどなど問題となることがあります。

理学療法士や看護師さんなど、直接的には関係が薄い部分ですが国家試験ではおぼえる必要もあるかもしれませんね。

 

G.胸膜 pleura
胸膜は肺を入れている胸郭の内面および肺の表面をおおう漿膜である。
前者は壁側胸膜、後者は臓側胸膜(肺胸膜)と呼ばれる.壁側胸膜と臓側胸膜にはさまれた空間を胸膜という

1.臓壁胸膜(肺胸膜)
・肺門を除く肺の全表面を覆い密着

2.壁側胸膜
a.肋骨胸膜
・肋骨および肋間筋の内面、すなわち胸郭内面の全体を覆う

 

b.横隔胸膜

c.縦隔胸膜
・縦隔に面する部で、脊柱の側面と胸骨の側縁とを結ぶ矢上面に位置

・心膜外面と接した部をとくに心膜胸膜という
(肺門では肺に出入りする血管・気管支などを包んで反転して肺胸膜となる)
*壁側胸膜のうち、肺尖部に相当する部分を胸膜頂といい、第1肋骨より3~4cm
上方、第7頚椎中部の高さに位置する

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3.胸膜洞
a.肋骨横隔洞:肺の下縁に沿い、肋骨胸膜が横隔胸膜に移行するところ

b.横隔縦隔洞:横隔胸膜が縦隔胸膜に移行するところ

c.肋骨縦隔洞:肋骨胸膜が縦隔胸膜に移行するところ
・これらの洞にはわずかな漿液(胸膜液)があり、呼吸運動の際の摩擦を防ぐ

・胸水:胸膜炎などで、多量に胸膜腔に貯留する滲出液肋骨横隔洞にたまりやすい

・気胸:胸壁あるいは肺表面に穿孔があり、胸膜腔に空気が進行し、胸膜腔が陰圧でなくなり、肺が拡張不能となった状態
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4.胸膜の構造
・胸膜表面-単層扁平上皮

・基底膜の下-弾性線維、膠原線維に富んだ結合組織層
 →肺、胸壁、横隔膜、心膜と密に結合

5.胸膜の脈管および神経
・肋間動脈、内胸動脈の枝(静脈が伴行)

・リンパ管:肺胸膜のリンパ管→気管支肺リンパ節
      壁側胸膜のリンパ管→前縦隔リンパ節および肋間リンパ節

・神経:肺胸膜-肺神経叢の枝
 壁側胸膜-肋間神経と横隔神経の枝

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