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肺気腫(閉塞性肺疾患)とは?原因と形態学 ~肺の病気の代表~


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肺の疾患の代表ともいえる肺気腫について、その病態や症状、分類からその対応、
あたまた手術治療やリハビリまでを随時書いていこうと思います。
さ、さすらいは国家試験が終わってからこの分野はノータッチなので度忘れしてます。。。

肺気腫とは?
肺気腫は慢性呼吸不全を代表する疾患であり、本質的に形態学的な概念で「肺の気腔(呼吸細気管支から肺胞嚢までの腔)が不可逆的に局所的あるいは広範囲に異常に拡張し、破壊が生じ、膨らんだ状態」であるが、臨床的には、閉塞性換気障害のため慢性気管支炎や気管支喘息などとの鑑別が困難なことが多い。

急性肺気腫では肺胞構造の破壊を伴わず、肺は過膨張を示す。
慢性肺気腫では肺胞構造が破壊され、異常に大きな含気腔のが形成される。
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【肺気腫の病理形態学】
肺気腫は、形態学的に3つの基本形に分けられる。

a.汎小葉型肺気腫
肺胞道、肺胞嚢の破壊を伴った拡大による小葉胞で、小葉全体に分布する。

b.小葉中心型肺気腫
小葉の中心部に一致して、呼吸細気管支が破壊されて生じる。

c.巣状型肺気腫
瘢痕の周囲に生じ、不規則に分布する不規則型と、胸膜や小葉間胞隔あるいは気管支に沿って出現する傍隔型とがある。

・肺気腫では、これらの3つの基本型が、いろいろに組み合わさっていることが多く、その分布やひろがり方によって、呼吸機能障害の程度が異なる。

・呼吸機能に影響するのは、汎小葉型と小葉中心型でとくにこの両者が合併した場合には高度の機能障害を示す。

・巣状型は、分布が常に限局しているので、肺機能に影響することは少ない。

・これらの型の分布は多少個人差があるが、大部分は3つの型が混在しながらも、小葉中心型が大半を占める。

・気腔の破壊拡大は、肺胞壁表面積の減少をもたらし、ガス交換面積の減少と同時に、肺の張力密度(肺弾性収縮力)の低下が生じる。一般に肺胞壁表面積は、健常者で40~80㎡とされるが、肺気腫ではその1/2~1/3に減少する。

【肺気腫の病因・原因】
肺気腫の病因は、外因と内因とに分けられる。
〈外因〉喫煙、ウイルス感染、粉塵、大気汚染(二酸化窒素との関連)
〈内因〉性、年齢など

※最も有力な原因として喫煙が重視されている。喫煙本数が増すとその発生率も増加。
喫煙が肺組織に与える傷害について、その機序として
①肺内蛋白融解機構の変化、
②肺の防御機能の障害、
③肺内クリアランス機構の障害   などが考えられている。

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