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肺線維症の症状と検査 (CT,心電図、呼吸機能検査)


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肺線維症も肺疾患の中では患者数が多い疾患です。 下記にあげるように急性増悪などもみられ、その肺の状態により画像診断で判断できます。 肺のリハビリ、いわゆる呼吸器リハビリテーションという理学療法もありますが、根本治療ではありませんので基本的には、治療は医師に委ねられるものとなります。
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【肺線維症の症状】
(1)肺線維症の自覚症状
初発症状として乾性咳(から咳)が多くみられ、体動時に増強する。やがて呼吸困難が階段昇降時など労作時息切れとして認められるようになり、それが徐々に増強する。
急性憎悪時や急性発症例では、急速に呼吸困難が進行し、チアノーゼが生じる。

(2)肺線維症の聴診所見
特有な硬い捻髪音が両側背下部、側部に、吸気時に聴かれる。
初期には、吸気の終わりにわずかに聴かれる。

(3)肺線維症の身体的所見
呼吸不全の進行に伴い、口唇や爪が青みを帯びるチアノーゼが認められる。 ばち状指の頻度が高く、約45%に認められる。
低酸素血症の増加と共に頻脈が認められ、右心負荷から両室不全が生じると、足背部や下肢に浮腫がみられるようになる。

【肺線維症の検査】
(1)肺線維症の胸部X線写真
初 期:胞隔の炎症のために肺全体が淡いスリ硝子様陰影を呈するが、陰影が淡く軽微であるため見過ごされやすい。その特徴は陰影の分布で、病変が肺底区、胸膜直下に生じることから、両側下肺野と辺縁部に著しい分布が認められることに注意する。

進行期:胞隔の線維化、肺胞の萎縮虚脱、肺胞腔の消失とともに形成される呼吸細気管支腔の拡張が、蜂巣肺としてX線に投影される。また、下葉の萎縮は横隔膜の挙上と上中葉間裂の下降偏位で示される。

急性増悪:進行期の胸部X線所見に、両側びまん性に淡いスリ硝子様陰影が加わり、急速に濃い陰影に進展する。

急性発症:両側びまん性に淡いスリ硝子様陰影が急速に出現するが、それが正常な肺に生じるため、背景に蜂巣肺が認められない。

(2)肺線維症のCT画像検査所見
CTでは横断断層面が得られ、病変の性状とその分布の認識が容易となり、肺底区や胸膜直下の線維化病変および蜂巣肺、嚢胞が明らかに描出される。

急性発症型では、両肺にびまん性にスリ硝子様陰影が広がり、肺の萎縮が認められる。

(3)肺線維症の呼吸機能検査 拘束性障害と拡散障害が基本パターンである。肺拡散機能の低下は早期から認められる。肺活量、全肺気量が減少する。閉塞性障害はなく、1秒率は正常である。肺コンプライアンスは低下する。

(4)肺線維症の動脈血ガス分布 1回換気量が減るので、分時換気量を維持するために呼吸数を増やす結果、過剰換気となり、PaO2が低下し、呼吸性アルカローシスが生じる。

(5)肺線維症の心電図検査 患者の大半が肺性心を呈するが、右室肥大所見は約25%に認められ、その他肺性P、右脚ブロックなどがみられる。

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