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気管支拡張症の検査と症状 (閉塞性肺疾患)


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医龍で有名な名前となった気管支拡張症です。
私には?なじみの無い診断なのですが、一応PT国家試験レベルの内容を記載します。
呼吸器系の認定士受験を考えているので、まとめたら治療法なども詳しく記載していきます。

気管支拡張症とは、末梢の気管支腔が中枢部のそれよりも太い状態であり、その原因はまだ十分に解明されていない。

一般に先天性と後天性に大別され、さらに後天性は、特発性と続発性に分けられる。
先天性気管支拡張症は、他臓器の先天性疾患を合併することが多い。また、特発性気管支拡張症は気管支枝の発育完成期における炎症によると考えられている。
続発性気管支拡張症は、成人後の肺結核や慢性炎症の結果として起こってくると考えられている。
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【気管支拡張症の分類】
A.先天性気管支拡張症
(1)先天性疾患を合併するものとして
①Kartagener症候群:内臓奇形と副鼻腔炎を合併している。
②mucoviscidosis(膵嚢胞性繊維症)
③immobile cilia syndrome:線毛の異常を伴う。

(2)形態的には多発性嚢状を呈するものが多い。

B.後天性気管支拡張症
(1)特発性気管支拡張症
気管支の発育期である乳児・幼児・小児期における各種肺炎、
気管支炎の慢性経過の結果くるものが考えられている。

(2)続発性気管支拡張症
成人後の気管支結核、肺結核、その他閉塞により、末梢の気管支が拡張するような疾患の結果くるもので、一般に気管支軟骨の分布が不完全になる亜区域気管支より末梢の小気管支に拡張傾向がみられる。

【気管支拡張症の病理・病態】
好発部位は下葉に多く、その他中葉舌区などにも認める。

【気管支拡張症の症状】
気管支拡張症の程度や感染の有無によりいろいろである。続発症として肺炎、肺化膿症、膿胸を伴うことにより、それぞれの臨床症状が現れる。

(1)咳:乾燥型と湿潤型の両方に認められる。
(2)痰:乾燥型には少なく、湿潤型には著明。膿性、腐敗臭がある。
感染で化膿性多量痰となる。
その蓄痰は3層(泡沫性、漿液性、膿性)になることが知られている。
早朝や体位変換時に多量に排出される。
(3)血痰:気管支動脈の発達や炎症の結果、小動脈瘤の破綻が起こり出血をみる。
(4)バチ状指:PaO2の低下例に出現してくる。
(5)チアノーゼ:PaO2の低下例に認めることがある。
(6)発熱:感染時に出現する寝汗を伴う熱。
   もちろん続発症として、肺炎、膿胸、肺化膿症を伴ってくるときも出現する。
(7)呼吸困難:長期罹患例では、肺性心の結果出現する。
(8)全身症状:感染が強いと食欲不振、疲労感、体重減少、悪寒なども呈してくる。
(9)病変部にラ音を聴取することが多い。

【気管支拡張症の検査】
(1)胸部X線レントゲン検査
気管支壁の肥厚をみる。嚢状型ではその輪状影や液体の貯留をみることがある。中葉では中葉症候群として、限局性無気肺をみることがある。

(2)気管支造影
確定診断に必要であり、造影所見として、円柱状、嚢状、混合型に分けられる。

(3)気管支鏡
太い気管支から、亜区域気管支の拡張をみることができる。また出血部位の確認に必要な検査。

(4)細菌検査
臨床経過中、菌交代症が起こるため治療などに必要。多くはインフルエンザ菌であり、末期に緑膿菌が出現する。

(5)血液検査
炎症反応としてCRP、血液、白血球(その分画)、蛋白分画などあり、治療効果を判定するのに必要。

(6)呼吸機能検査
限局性の気管支拡張症では正常の肺機能を呈するが、病変が広がると、混合性の換気障害を呈する。ときに低酸素血症。

(7)鑑別診断
肺結核、肺炎、肺化膿症、慢性気管支炎、肺癌などに注意を要する。もちろん合併していることもある。

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