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脳梗塞の麻痺は関係ない!着衣失行の定義と評価とリハビリテーション

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脳梗塞片麻痺患者さんで、服をうまく着れない、ズボンが上手に履けないなど、在宅や老健などの日常生活で不都合があっても、多くの場合は麻痺があるから、認知症のためという評価をされている場合があります。

しかし、腹が着れない・ズボンが履けない原因は麻痺や認知症のためではなく、着衣失行という高次脳機能障害の場合も結構あります。ただ、観念失行構成失行を含めて、判別が難しいのが現状なので、普段の生活のぎこちないところから、しっかりと評価してリハビリの治療や看護などにつなげていく必要があります。

高次脳機能障害の一覧と詳細ページ(もくじ)

着衣失行の定義

衣服を着るという自動的な行為の障害で、着衣に限局した失行である。 着物の左右、上下、裏表を間違えたり、一方の袖だけを通して止めてしまったりする。

着衣失行の障害病巣

着衣失行の障害病巣は劣位半球(右)前頭葉である。

左側のみにみられるものは半側身体失認を伴っているが、両側性の場合も右半球の頭頂・後頭葉病変と関連づけられているとされている。

着衣失行の評価テスト

実際に衣服を着脱させて、可能か否か、円滑に行えるかをみる。

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着衣失行のとリハビリテーションと日常生活

教科書的には『着衣失行は、着る時は麻痺側から着る、脱ぐ時は健側から脱ぐ』とされているが、発症以前の衣服の着脱は十人十色であり、方法を指定することは失行者に対して適切とは言えない場合が多い。

それは高次脳障害を有する方の状態を見ていると、病前の習慣や癖が残っていると思われる場合が多いからです。

よって、着衣失行に限らず、出来ない動作を介助して、自然に行おうとする着脱を選択してアプローチしていくのが適切であると考えます。

 

これは着衣失行だけではなく、半側空間無視やその他の高次脳機能障害も病前の生活習慣に従う方が、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)のリハビリ効果が高いことは経験則ですが明らかです。

リハビリ職種だけでなく、看護や介護の方もその視点で支援してみると効果的かもしれません。

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