呼吸理学療法(呼吸リハビリ)の種類と手順 ①全身の筋の弛緩 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

呼吸理学療法(呼吸リハビリ)の種類と手順 ①全身の筋の弛緩


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閉塞性換気機能障害と拘束性換機能障害の概要を述べてきましたので、
次はそのリハビリテーションや呼吸方法について。

【腹式呼吸・横隔膜呼吸:diaphragmatic breathing】
腹を膨らませながら横隔膜を使って息を十分に吸い,腹をへこませながらゆっくり息を吐き出す腹式呼吸練習。呼気時高位にとどまっていた横隔膜を,吸気時に腹を膨らませることによって引き下げ、横隔膜の上下の可動範囲を増し,肺の伸縮度を高め,呼気をゆっくりとして十分に呼出することにより,呼吸に要するエネルギーを最低限にとどめ,換気効率をよくする呼吸法。

したがって,この呼吸法は呼吸不全をもつ患者では,呼吸そのものに要する酸素消費を少しでも減らし,効率よく換気を行うことができるので,呼吸のリハビリテーションの中で最も重要な項目である。
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呼吸練習の手順は,以下のようになる。 
① 全身の筋の弛緩
② 腹式(横隔膜)呼吸
③ 呼気の緩徐化
④ 口すぼめ呼吸
⑤ 頭低位または腹部への重量負荷による呼吸  

これらについて、これから一記事ひとつずつ説明を加えていきますね。

【腹式呼吸の方法】
ヤコブセン(Jacobsen)の方法:個々の筋に緊張状態と弛緩とを繰り返し、緊張状態の後の弛緩の感じを患者に自覚させる。

手順
①両下肢の緊張と弛緩
②額に皺を作り、弛緩させる
③眉をひそめ、弛緩させる
④肩と肩甲骨を縮めて緊張させ、弛緩させる
⑤殿筋を緊張させ、弛緩させる

その他の方法として、ポジショニング、呼吸介助手技、マイオセラピー、PNF、持続的伸張法などがある。
ポジショニング:COPD患者に対しては半坐位や前屈坐位がよい。これらの肢位は横隔膜の収縮効率を改善し、換気効率を向上させる。
また腹臥位をとることで,残気量の減少,呼吸困難感の軽減,酸素飽和度の改善がみられたとの報告もある。

マイオセラピー:筋緊張亢進や筋硬結を認めやすい脊柱起立筋,菱形筋,肩甲挙筋,腰方形筋などに対して行い,肺機能,自覚症,呼吸筋力,胸郭拡張差,酸素飽和度などに改善がみられる。

呼吸介助手技 :喘息発作時,呼吸困難時に有効。

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