半側空間無視(失認)の症状/特徴/定義と評価/リハビリ(対応/対処)その① - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

半側空間無視(失認)の症状/特徴/定義と評価/リハビリ(対応/対処)その①


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★是非、ご覧下さい★ +++高次脳機能障害の一覧(もくじ)+++

半側空間無視(半側空間失認)の定義(unilateral spatial neglect,heispatial neglect)


半側空間無視(半側空間失認)は、半側視空間失認、一側空間無視とも呼ばれる。(右)劣位半球障害の左片麻痺の高次脳傷害としては最も多く見られる症状である。

外界に対する無視:heispatial neglect
身体に対する無視:unilateral spatial neglect
※文献によっては、空間に対する無視と身体に対する無視を別物として表記しているものもある。

空間の左右いずれかの半側を認知できず無視するといわれるが、ほとんどが左側である(右側の無視も存在する)。しかし、「半側」といいつつも、認識できない一定の境界が存在するわけではなく、検査や状況によって無視される範囲は一定ではない。

視覚的なものに限らず、感覚性の入力運動を伴う出力との密接な関係における右方向への反応が特徴である。視野障害ではなく、左下四半盲、同名半盲や半側身体失認(本症状とは別物です)を伴いやすく、無視の自覚はない。


半側空間無視(失認)の障害病変(原因)

右頭頂葉(右側頭頂葉後部)
と言われるが、この症候は劣位半球である右大脳半球病変の代表的なものであるから、右大脳半球障害の場合はほとんどどこでも起こりえると考えてよい。

右側頭葉―頭頂葉―後頭葉接合部が重要とされてきたが、:中大脳動脈梗塞によることが多いが、後方へ進展する右被殻出血でも出現するが内容後脚や視放線起始部など様々である。
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半側空間無視の教科書的(一般的)な症状


※ほとんどが左側の空間の対象物を無視し、左へ注意が向かないが下記は重症例または急性期症状。

・急性期は、頭部、眼球ともに右側を向けている。
・ナースコールやめがねを左に置くと見つけられない。
・左方にある食物に気づかず眼前の皿の左半分の食物を残す
・読書などでは改行して読めず、意味がわからない
・車椅子のブレーキを掛け忘れたり、フットレストを上げ忘れて危険を伴う
・車椅子や歩行では左側の障害物にぶつかる
・左へ回ること、左に曲がることができないため迷う
・図形や時計の文字盤の模写では左半分は書かない
・横に並んだ文字も右半分のみ読む


半側空間無視の臨床的な特徴


「半側を無視する=半側が見えない」と認識されている看護師さん、PT/OT/STさんも多いようですが、そういうわけではありません。半側を無視すると思われる方の眼球運動、眼球方向をも確認していない人が多いと思います。
半側空間無視は半側を無視するというより、病識が乏しいといった方がしっくり来ると思われます。(が、重度の半側無視患者でも半盲などに気づいている場合などがあります。半側空間無視の根底にあるのは病態失認・身体失認、そして空間性の注意障害に非空間的要因が加わった状態と言えると思います。

また、左右対称的な物品や人の顔、物の一部を見れば他の部位が想定できるものについては無視が出現しにくいようです。

良く目にする、耳にする障害なので詳しく書きます!!
testや臨床的な作業療法、理学療法は次回です。
続きはこっちらのOTPTの治療方法についてを参考に!

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