半側空間無視(失認)の症状/特徴/定義と評価リハビリ(対応/対処)その② - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

半側空間無視(失認)の症状/特徴/定義と評価リハビリ(対応/対処)その②


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前回の続きです!OTPTの治療方法について!

半側空間無視の評価テスト


半側空間無視の前にやっておくべき検査

①改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)またはMini-Mental state Examination(MMSE)
②視野検査

半側無視の検査の問題点としては検査方法が多彩で、採点基準や正常値が不明確であること。
軽症例では模写、文字・線分抹消などが無視を検出しやすく、程度に関係なく線分抹消による検出率は低いという文献がある。
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※検査中の頭や眼球の動きも評価の対象とするのが望ましいと思います。
①急性期や重症例では指を5本だして、何本か問う形式をとられることが多い。

②末梢課題
線分、文字、マークなどが印刷された用紙を呈示し、印を付けさせるという課題であるAlbert Test、Star Cancellation Test、Weintraub Tes、BIT行動性無視検査などが用いられる。

③線分二等分課題
用紙の中央水平に描かれた20cmの直線の中央に印をつける課題である中央より右に10 mm以上偏位する場合を陽性とする。

④図形模写
図形の左側を書き落とすが、全体の左側だけでなく、個々の対象の相対的な左側を見落とすことがあり、これを入れ子現象という。

⑤自発描画
手本を示さずに、指示したものを書く課題で、顔の正面像や時計など比較的左右対称的な課題とし、左右の違いを検討する。

⑥視覚的消去
患者の前方に検者の左右の指を1本ずつ提示した状態で、指をランダムに動かし、「どちらの指が動いたか」を尋ねる課題である。
・指を1本および2本同時に動かした場合に、正答出来ないと陽性である.軽症例の場合は2本同時に動かすことで陽性反応が出ることがある
・左同名半盲を合併している場合があるため、あらかじめ視野検査を行い、残存視野内に提示する必要がある

⑦2点発見:用紙の中央から左右水平に10cmずつ離れた所にある点を発見し、その2点を線で結ぶ課題である


臨床的な半側空間無視の問題点とリハビリテーション(対応/対処・アプローチ)


基本的には声掛け、自主的な可動訓練や運動全ては無視側(左)からアプローチする。
しかし!重症例では非無視側(右)からアプローチする。右から対処するのは、本人にとっては左側は存在し得ない空間である為、過剰に驚かせたりという結果を招くからである。
しかし!Pt.2!
体幹を左回旋した時の反応時間が短くなり有効である、という文献もあるので頭を左に向けるようにすると言うよりも、身体を左に回旋させてのアプローチ方法がいいのかもしれない。

また、右手で左下肢を触る、右から左へと進める作業療法などが一般的な対処方法。(実際、成果はどうですか?)

見落としを指摘する必要があるが、「見落としていますよ」等ではなく、再度「見直してください、見落としはありませんか?」等のような、本人に気が付ける言い方が望ましいです。過渡の指摘は訓練意欲低下や怒らせたり泣かせたり、、という結果を招きます。。。


半側空間無視の歩行訓練


通常は、脳梗塞では『杖(右手)→患側(左)下肢→健側(右)下肢』の歩行指導をするが、左を認識させる為に『患側(左)下肢→健側(右)下肢→杖(右手)』と指導する
それは、通常立位になった状態は、杖を前に出した状態であるので、更に前に杖を出す必要はないという考えからだそうです。

重症例では左側への方向性の注意だけでなく、全般的注意あるいは覚醒水準も低下し、また重篤な運動麻痺を伴っている場合が多いため、座位訓練を施行しても反応が低く、効果が期待出来ないため、早期より他動的歩行訓練 が効果的である.これは長下肢装具を使用して麻痺側下肢を他動的に振り出し、介助歩行を行う方法を行う。
⇒ 座位による刺激よりも、歩行という全身を使用した運動の方が有効である     

・歩行訓練は平行棒内から開始するが、非麻痺側下肢の支持性が比較的良好な場合には、出来るだけ早く杖歩行へと変更し、視覚的な刺激量および運動量を増加させていく     

・右向き傾向が強い例では、右側の平行棒や右手に持った杖に過注意となることがあるので、肋木を使用して正面前方を持たせた立位訓練や、杖を前方に付くか、あるいは杖を持 たせずに歩行するなどの考慮が必要となる     

・床に書いてある線を利用し、最初はその線を右足で踏むように歩行させ、徐々にその位 置を左側へ変更させていく.歩行が監視レベルになれば、3m程度の間隔をおいて並べた 椅子の間をスラローム様に歩行させ、左側への注意を促していく

 こんな感じですが、あなたの独自のアプローチ方法はどうですか?

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