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病態失認の症状/特徴/定義と評価/リハビリ(対応/対処・アプローチ)


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★是非、ご覧下さい★ +++高次脳機能障害の一覧(もくじ)+++

病態失認(hemianosognosia)の定義

片麻痺等で自分の体に麻痺があるのに否認または無視する状態で、患者に麻痺の話をしても「どこも悪くない」と答えたりする。したがって、病態失認は、自発的な訴えとしてではなく、主に検者の質問によって明らかにされる。
        

病態失認の障害病巣(原因部位)

(右大脳)劣位半球の頭頂葉後下部が多いが、優位半球障害でも起こる。具体的には、右中大脳動脈の支配領域の梗塞などの主幹動脈病変に起こる場合が多い。 また、病巣が大きい場合に起こりやすい。        

病態失認の評価テスト

片麻痺に対する病態失認のスコア(BISIACHらによる)
スコア0:自発的又は「具合はいかがですか?」の様な一般的な質問に対して、片麻痺に関する訴えがある
スコア1:左上下肢の筋力に関する質問に対して、障害の訴えがある
スコア2:神経学的な診察で運動麻痺があることを示すとその存在を認める
スコア3:運動麻痺を認めさせることが出来ない
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左麻痺、特に急性期の方を見る場合には、いきなり左上下肢の運動麻痺に言及せず、病態失認に関する質問を段階的に行うと良いと思います。
具体的には・・・・
「(手足の)具合はいかがですか?」
「よく動きますか?」
などの質問し、麻痺を意味する応答が得られなかった場合・・・
「両手(または患側上肢)を上げてください。」
などと指示して、患側の麻痺に気づくか認知しているか調べる。

この時、上がっていないことを指摘しても麻痺や上がらない事を否認する場合が多く、「疲れているから上がらない。」、「痛いから上がらない。」などといった理由付けを行う。
しばしば半側空間無視を伴うので、患側を身体の正面から右側に持ってくることも必要と思われます。


病態失認の臨床的な問題点とリハビリテーション(対応/対処・アプローチ)


半側空間無視を呈する患者さんが、病態失認要素が強いことは事実であるが、重大な障害に対する否認を説明できるほどではない場合が多く、病態失認はいくつかの高次脳機能障害が複合的に絡み合って起こるというのが現在の主流な考え方のようです。 失認があると感覚入力のフィードバックが得られないため、不安定さを認知できず動作を修正できない。
例)
座位や立位を真っ直ぐ取ることが出来ない、安定しない、歩行がフラフラするetc

リハビリテーションの際の病態失認は、失認的な態度を示すことは少ないが、自主的な訓練を行おうという姿勢は見られにくく、治療効果が上がりにくいのが現状です。慢性期まで残ったものは、移乗等が自分で行えるという意識があり、半側空間無視の合併も多きことから行動面が問題となる場合が多い。

病態失認の治療・アプローチ(治療・対処・対応)は失認タイプのリハビリを参照にして下さい。

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