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⑮心疾患のリハビリテーションの運動強度(運動負荷)の決定


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心疾患のリハビリテーションの運動処方の決定には,次の五つのことを踏まえて個々人の処方箋を作り,実践に移します。 1.運動強度
2.運動の持続時間
3.運動の負荷頻度
4.運動の種類
5.運動の期間

1.心疾患のリハビリテーションの運動強度(運動負荷)
梗塞後の患者の運動強度は,安全で,なおかつ効果的な強度であるべきである。

梗塞後で合併症の多い患者や,危険でもあえて運動療法に入る患者については,運動強度によく注意して“監視”する。

その人の運動量の限界や臨界点を知るためには,呼気ガス分析による最大酸素摂取量(VO2max)とATレベルを知って最大値の何%か,あるいはAT以下であることを目標とする処方を立てる。この酸素摂取量は動脈―静脈酸素較差と心拍出量の積で表され,末梢の指標と心臓の機能による指標の積になっている。また心拍出量は心拍数と1回拍出量(stroke volume:SV)の積で表され,最大心拍数と最大酸素摂取量は相関する
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最大酸素摂取量にある係数をかけた運動強度も心拍数により処方が可能である。この心拍数は,通常は個人の最大運動量の85%を超えるべきではなく,また運動によって酸素摂取量の増加効果がみられる下限は最大酸素摂取量の25~50%と考える。

通常、症状限界性の最大酸素摂取量,あるいは最大心指数60~70%のから運動を開始する。 一般的には心疾患患者は40~60%から開始するのが安全であろうと考えられている。

1.心拍数による運動処方
)トレーニングに必要な目標値
個人の限界,あるいは虚血などによる限界を知って,その時の心拍数を最大値として,その直線上の何%かを定め,それに対応する心指数を目標心拍数とする。 その値を開始時65%に設定する。この最大値は,運動療法の進行と効果により変化してくるので,ある一定期間ごとに負荷試験を繰り返す必要がある。

)カルポーネン(Karvonen)の式による心拍数の求め方
心拍数=(最大心拍数一安静時心拍数)×α+(安静時心指数)
運動時の最大心指数と安静時心拍数の差にある係数(例:α=0.65)を乗じて安静時の心拍数を加えて目標値とする。

)単純に最大心指数に特定の百分率を乗ずる方法
心拍数の設定の値を超えないことが条件であり,目標値を超えた心拍数が3分以上持続しないようにスポーツ中の心指数をコントロールする。 目標とする%は開始時65%から3カ月の時点で80~85%までとする。
最初は監視型から徐々に非監視型に移していくが,その場合集団スポーツの中でも心指数コントロールを自分でできるように指導する

)呼気ガス分析値による決定
最大酸素摂取量の60~80%,あるいはAT値の90~100%の値を目標値とする。これは、効果的かつ安全な運動強度である。

)体育科学センターでまとめた相対強度(%VO2max)  に対応する日本人の平均的な心指数(表)。 負荷試験を施行しないで年齢別予測最大心拍数  を用いて(例:最大心指数=220-年齢),その 50~70%と設定する方法。

まだ、続きあがります・・・

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