⑱心疾患の運動の持続時間 ~心臓の病気のリハビリテーション~
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2.運動の持続時間
運動強度を設定したのち,次に何分の持続時間が適当かを決定する。
外来では20~60分の時間が好ましいとされ,1回20分が運動能力を増加させる最低量とされる。
強度が強ければ持続時間は短く,強度が弱ければ長い持続時間を要する。低強度で長時間の負荷によってよい結果が得られるとされ,整形外科的な問題も生じない。
初期には中等度(40~70%)の運動を20~30分行うようにして,それ以降時間の延長を考える。
冠動脈疾患に対しての間欠的な運動のメリット
運動強度を設定したのち,次に何分の持続時間が適当かを決定する。
外来では20~60分の時間が好ましいとされ,1回20分が運動能力を増加させる最低量とされる。
強度が強ければ持続時間は短く,強度が弱ければ長い持続時間を要する。低強度で長時間の負荷によってよい結果が得られるとされ,整形外科的な問題も生じない。
初期には中等度(40~70%)の運動を20~30分行うようにして,それ以降時間の延長を考える。
冠動脈疾患に対しての間欠的な運動のメリット
・間欠的に十分休息をとり乳酸の蓄積を防ぎ、より高いレベルの運動にまでもっていける。
・間欠的に行うことにより,心容量や静脈還流,心内圧を変化させて心血管系の刺激を促す。
例えば,集団運動療法では,20分を1クールとして,3回行う。(下図)

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また、ウォームアップとクールダウンは重要であり,必ず実行させる(詳しくは後述するので、下記の関連記事をご覧ください)。 前後それぞれ10~15分行う。このウォームアップにより突然の心血管系の事故を防ぐ。また筋のウォームアップにより整形外科的な事故も防ぐことが可能である。
急激な運動開始はST変化や不整脈をきたしやすい。
クールダウンは,末梢に分配されている血流をゆっくり心臓にもどし,血圧,心拍数,心拍出量を徐々にもとにもどす。その結果,心筋の酸素消費量も徐々にもとのレベルにもどすことになる。
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