21.心疾患の運動期間と日常生活のエネルギー消費METs(仕事、運動、スポーツ)
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5.心疾患のリハビリ・運動を行う期間
どの程度の運動期間を目標とするかは難しい問題である。参考までに実際のいくつかのデータをあげる。
どの程度の運動期間を目標とするかは難しい問題である。参考までに実際のいくつかのデータをあげる。
1)運動耐容量については,3カ月でプラトーに達する。
2)血圧のコントロールは1カ月でプラトーに達する。
3)コレステロールの改善については3カ月を要するが,同時にHDLの改善は12ヵ月を要する。
4)心室性期外収縮は3カ月間で80%の改善をみる。
5)しかし,心筋の藩流については,1年以上の長い運動療法が好ましい。
6)また左室の収縮経期容量(ESV)の改善を伴う駆出率の改善を期待するには6カ月以上の運動の持続が好ましい
7)毎日1万歩以上を歩けば,筋疲労は1ヶ月でとれる。
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これらを総合して慢性期,維持期の運動療法の持続は最低3ヶ月が望ましく,維持は長ければ長いほどよいことになる。運動を習慣化して少なくとも中途であきらめないことが重要である。
【各種日常活動のエネルギー消費】
職業労作のエネルギー消費をMETsで下表に示した。1METs=3.5ml/kg/minとして,該当METs値を参照する。
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