心疾患(心筋梗塞/狭心症など)のリハビリのリスク管理一覧 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

心疾患(心筋梗塞/狭心症など)のリハビリのリスク管理一覧


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6.循環器系のリスク管理として

心不全、心筋梗塞や狭心症などの循環器を中心としたリハビリテーション(理学療法/運動療法)時のリスク管理や禁忌・禁止事項などの表を記載します。
心臓の病気に限らず、呼吸器系などの含めてきています。

病院生活や看護分野なども含めてのリスク管理を行う際も必要な事項ですので、是非、覚えておきましょう。
理学療法士の国家試験に関しては、下記の基準を覚えるのは必須です。

【急性心筋梗塞患者の運動療法の禁忌(Pollockらによる)】
1.不安定狭心症
2.安静時の血圧が200mmHg以上,または拡張期血圧が120mmHg以上
3.投薬と関係ない極端な血圧に低下
4.中~重度大動脈弁狭窄
5.急性の全身性疾患,発熱
6.コントロールされていない上室性期外収縮
7.コントロールされていない頻脈
8.うっ血性心不全
9.重度房室ブロック
10.急性の心膜炎,心筋炎
11.最近発症の血栓塞栓症
12.血栓性静脈炎
13.安静時の心電図でSTの3mm以上の低下,または上昇
14.コントロールされていない糖尿病
15.解離性大動脈痛
16.心室瘡で臨床症状のあるもの
17.運動不可能な四肢の障害
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【自覚症状による不全の評価と訓練可否基準】

自覚症状

点数

食欲不振、嘔気、嘔吐  

0.5

運動時動悸

0.5

不明の体重増加

0.5

夜間多尿

0.5

疲労

1

尿量現象

1

浮腫

1

運動呼吸困難

1

発作性夜間呼吸困難

2

起坐呼吸

4

合計

 


5点以上:心不全    →訓練中止
4~3点:心不全の疑い →訓練制限
2~1点:心不全(-) →訓練継続

【運動療法実施のための基準(Andersonの基準)(土肥変法)】
Ⅰ.訓練を行わないほうがよい場合
1.安静時脈拍赦120/分以上
2.拡張期血圧120mmHg以上
3.収縮期血圧 200mmHg以上
4.労作性狭心症を現在有するもの
5.新鮮心筋梗塞1ヶ月以内のもの
6.うっ血性心不全の所見の明らかなもの
7.心房細動以外の著しい不整脈
8.訓練前すでに動悸,息切れのあるもの
Ⅱ途中で別棟を中止する場合
1.訓練中、中等度の呼吸困難、めまい、嘔気、狭心痛などが出現した場合
2.訓練中.脈拍数140/分をこえた場合
3.訓練中,1分間10個以上の期外収縮が出現するか,または頻脈性不整脈(心房細動、上室性または心室性頻拍など)あるいは徐脈が出現した場合
4.訓練中,収縮期血圧40mmHg以上または拡張期血圧20mmHg以上上昇した場合

Ⅲ次の場合は訓練を一時中止し、回復を待って再開する
1.脈拍数が運動前の30%を越えた場合。ただし、2分間の安静で10%に戻らない場合は、以後の訓練は中止するか、またはきわめて軽労作のものにきりかえる
2.脈拍数が120/分をこえた場合
3.1分間10回以下の期外収縮が出現した場合
4.軽い動悸,息切れを訴えた場合

【症候限界性最大運動負荷テストのend points(エンドポイント)】
a.自覚・他覚症状
(1)胸痛(3/4レベル)
(2)著しい呼吸困難
(3)強い疲労感
(4)めまい,冷汗,顔面蒼白、チアノーゼ
(5)歩行失調,筋の痛み
(6)本人の希望

b.心拍反応
目標心指数±10拍/分

c.血圧反応
(1)収縮期血圧の10mmHg以上の低下
(2)収縮期血圧250mmHg
(3)拡張期血圧の20mmHg以上の上昇
(4)拡張期血圧110~120mmHg

d.心電図所見
(1)S-T部低下2mm以上
(2)多源性心室性不整脈の増加
(3)RonT型心室性不整脈
(4)第2度以上の房室ブロック

【運動療法の禁忌(morehouseによる)】
A.絶対禁忌
1.コントロールされていない心不全
2.急性心筋梗塞
3.活動性心筋炎、あるいは心膜炎
4.不安定型狭心性
5.急性全身性塞栓症、あるいは肺塞栓症
6.急性感染症
7.血栓性静脈炎
8.心室性頻脈、あるいは難治性心室性不整脈
9.重症心室流出路閉塞
10.コントロールされていない動脈性高血圧、あるいは肺高血圧

B.相対性禁忌
1.コントロールされていない上室性不整脈
2.心室瘤
3.中等度の心室流出路狭窄
4.コントロールされていない代謝性疾患(糖尿病、甲状腺機能亢進症、粘液水腫)
5.著名な心拡大
6.重症貧血

C.特別な注意を要する状態
1.伝導障害
  a.完全房室ブロック
  b.左脚ブロック
  c.WPW症候群
2.固定心迫性ペースメーカー
3.薬物療法
a.ジギタリス
b.β遮断薬
4.狭心症

D.不適応
1.治療を要する明らかな精神病
2.治療を要する神経筋、あるいは筋骨格系の異常
3.著名な肥満

【自覚的運動強度を指標化するボルグ尺度】

15段階尺度

10段階尺度

指標

自覚度

指標

自覚度

6

0

7

非常に楽である

0.5

非常に弱い(やっと感じられるくらい)

8

1

かなり弱い

9

かなり楽である

2

弱い(軽い)

10

3

適度

11

楽である

4

やや強い

12

5

強い

13

ややきつい

6

14

7

かなりきつい

15

きつい

8

16

9

17

かなりきつい

10

非常に強い(ほとんど最大)

18

19

非常にきつい

最大

20

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