心疾患のリハビリテーションの運動強度と、時間および頻度 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

心疾患のリハビリテーションの運動強度と、時間および頻度


スポンサードリンク
7.運動療法の実際

以前の記事でも述べましたが、もちょっと詳しく述べます。
⑲心疾患のリハビリテーション(運動療法)の頻度(回数)
⑮心疾患のリハビリテーションの運動強度(運動負荷)の決定

回復期運動療法では、運動負荷の結果から患者に適した運動処方を行うが,運動強度は“効果が得られ,かつできるだけ低い強度”が必要である。

1.有酸素運動(筋収縮のエネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)を再合成するために酸素を必要とする。
グリコーゲンや脂肪が燃料として使用される。運動中に呼吸を持続させて行うジョギング,水泳などをいう)

①運動強度:
最高心拍数の75~85%(運動能力が5METs以下の患者では最高心拍数の60~75%)

ATを基準にする
AT:無酸素性代謝域値(嫌気性代謝域値)
筋が使用するエネルギーが多くなり,無酵素運動が始まるところ。

スポンサードリンク
呼気ガスを測定し、過剰な二酸化炭素が排泄され始めた時点を観察する喚起性域値と、血中乳酸濃度が上昇し始める時点を観察する乳酸性域値がある。

心肺運動負荷試験よりATを検出し、“その時点の心拍数±5拍”にて運動を行う。
(エルゴメーターでは10拍ほどの高値を示すので、その分を差し引く。)
(高齢者や運動能力が5METs以下の症例では10拍減らす。)

最高心拍数は年齢と共に減少するが、AT時の心拍数は年齢に関係なく平均値で約110/minを示す。直接%法(AT時心拍数/最高心拍数)による割合は年齢と共に高くなる。AT,最高酸素摂取量の関係もこれと同様であり、健常人でも同様である。
米国スポーツ医学会では心電図変化を示した心拍数の70~85%を推奨している。



②時間および頻度
ウォームアップ、クールダウンを除き、20~30分、頻度は週3~5回(米国スポーツ医学会)とする。一回の運動時間は30分、頻度は週3回が適当である。

運動時間が30分を超えたあたりから運動の効果は横這いとなり、整形外科的疾患の発現率が急激に増加する。

頻度は,週5回くらいまでは良好な効果が持続するが,同時に週4回以上だと心臓や整形外科的疾患の発現率が上昇する。ここから、5~8METsの運動能力の患者では、週3~4回実施するのが適当である。

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License