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ブローカ失語症の特徴と評価・リハビリを看護・介護職にもわかりやすく3分で語る!

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高次脳機能障害自体は専門職のリハビリ職でも見逃しやすいですし、判別が難しいです。ですから、看護師や介護職の方が判断して、それを日常生活やフロアの中で訓練していくのはなかなか難しいです。

が、ここでは患者・利用者さんの訓練が行いやすいように、看護師さんや介護福祉士さんにもわかりやすく書いて行きます。

しかし、特に感覚性失語、いわゆるブローカ失語とウェルニッケ失語の違いを理解していなければなりません

参考:ウェルニッケ失語症の症状とリハビリ

また、いずれも構音障害もしっかり理解しておく必要がありますよ。
脳梗塞の主な症状と後遺症をわかりやすく解説の構音障害の項目を参考にしてください

 

↓全ての高次脳機能について解説してあります

高次脳機能障害の一覧(もくじ)

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ブローカ失語(運動性失語)(broca aphasia)の定義

非流暢な発語を特徴とした自発言語の障害で、構音障害や復唱障害を伴う。つまり、スムーズにペラペラと話すことができずに、ぎこちな異常帯です。

喚語困難のため発語が努力的・断片的で電文調となり、聴覚的な理解が保たれている失語で、発語量は減少しており1語~数語程度の短い文を話す程度である

聴覚的理解は保たれており、1つの物品の呼称は可能な場合が多いが、2つ以上の物品を順番に指し示すように、2つ~複数段階での命令は困難な場合が多い。失文法・錯語・保続を このことからも分かるように、継続的・文法的理解は障害されている。

 

つまり、耳から聞いたことは理解できているが、話せない・話しにくそうな様子、特に2つ以上の言葉を話そうとすると、「ああ・あ・ああ」とか、「ここここ・・こ・・・」というような言葉になってしまいます。


また、ブローカ失語(運動性失語)(broca aphasia)の書字による表出も、言語機能と同程度障害されていることが多い。

ただし、麻痺等や観念運動失行を伴う場合が多いため、判別が必要です。 自発言語の障害、構音障害や復唱障害を伴う。喚語困難のため発語が努力的・断片的で電文調となり、失文法・錯語・保続を呈する。

 


ブローカ失語(運動性失語)(broca aphasia)の障害病巣

ブローカ失語は、ブローカ領域周囲を含む大きな領域が障害されると起こる(下前頭回~中全頭回の後部と中心前回下部を含む領域) とされている。

左中大脳動脈の脳梗塞でしばしば生じるがブローカ領域に限局した障害ではブローカ失語とならない場合が多い。

 

ブローカ失語(運動性失語)(broca aphasia)の評価テスト

初期評価としては「標準失語検査」、「WAB失語症検査」を行う。

実施頻度としては、回復期には1~2ヶ月程度の間隔で行うことが望ましい。 言語療法士だけでなく、理学・作業療法士も画像や既往などの医療情報だけでなく、家族構成から教育歴、職業や病前の言語・生活習慣を聴取する。

 

あまり表に出てこない内容であるが、知能指数(IQ)が著しく低い人間も一般に想像されている以上の割合が存在していることも念頭におく必要がある。

つまり、社会生活を営むことに支障をきたすということであり、『仕事が長続きしない』や『ある程度の年齢にも関わらずアルバイトで生計を経てている』という方が多い。

臨床的なブローカ失語(運動性失語)の問題点とリハビリテーション(対応/対処・アプローチ)


失語症の急性期の対応

言語聴覚士を中心に、どのような言語側面が障害または保存されているかを確認し、コミュニケーションの可能性を探る。

言語的・非言語的な表現を行い状況を伝え、表出できない場合もあるので、「はい/いいえ」で答えられる程度の質問や全部の平仮名を書いた用紙を用意しておくことも良い。(大きな文字が望ましい)

患者さんの状態にもよるが、急性期を脱して基本的にある程度の座位保持が可能になってから、訓練室に来室できるようになってから行われる(法律的にも個室)。(嚥下についてはベッドサイドで行われることも多い。)

 

前述したブローカ失語の評価での家族構成から教育歴、職業や病前の言語・生活習慣を聴取より、総合的な訓練を他の医療従事者と進める。また、言語療法としての集団訓練は、コミュニケーション能力を高め、応用する機会となるので積極的に行う。

アプローチの枠組みは機能障害に対するものと、実用性を重視したアプローチがある。

機能障害に対する失語症のアプローチ法

①刺激法

障害された言語機能の再統合を図るもので、共力に聴覚刺激を与えること、反復して与えること、誤った反応を矯正しない、身近な言語刺激を与えるなどが中心である。

②斜断除去法

失語症は言語機能の喪失ではなく、言語運用の障害と考え斜断を取り除くと言う理論。

③機能再編成法

仮名が障害された患者に対して想起しやすいキーワードと一緒に仮名を覚えさせる。

能力障害に対するアプローチ方法

描画やジェスチャーなど言語以外の残存機能を活用し、表出手段を訓練することによりコミュニケーション能力を改善させる。

 

社会的不利に対するアプローチ方法

失語を含めた言語障害は、1ヶ月から3ヶ月の間の改善率が高いが、それ1ヶ月以降に残存する失語の完治は難しく、復職や社会生活を営むにあたり支障が出る場合が多い。その場合は、言語訓練に固執・執着せず、医師やソーシャルワーカーとともにQOLの向上へと方向転換することも重要と思われる。

 

ブローカ失語まとめ

っていうことの他に、やはりコミュニケーションを患者さん・利用者さんと取ることができないと仕事になりません。

あくまで教科書的な內容を記載していますが、患者さん・利用者さんの様子をしっかり評価・観察して、何が理解できて・なにであれば話すことができるのかをしっかり読み取りましょう。

そこが職種問わず重要です。

 

脳梗塞で入院された方や老健に入所された方など、失語症の方に関わることは非常に多いのでしっかりと頭に入れておく必要があります。

理学療法士(PT)yは作業療法士(OT)だけでなく、看護師の国家試験にも出題されますからね。

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