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ウェルニッケ失語症の症状・特徴/定義と評価/リハビリ(対応/対処)


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★是非、ご覧下さい★ +++高次脳機能障害の一覧(もくじ)+++

ウェルニッケ失語(感覚性失語)(wernicke aphasia)の定義・特徴



ウェルニッケ失語(感覚性失語)(wernicke aphasia)とは、流暢で錯誤が目立つ発話、理解障害、復唱障害を特徴とする失語である。
言語理解が悪く、単純な口頭命令にも応じらない理解障害、復唱も出来ずに読字も障 害される失語症である。自発語は流暢で多弁であり、メロディも抑揚も保たれているが錯語が著明で、一般にいわれるジャルゴン(ジャーゴン)となることが少なくない。

発話は話す文の長さも保たれているが、内容は質問や状況に合わないことが多く、また、喚語困難も明らかであり、発話量の割りに内容がほとんどない空疎な場合もある。急性期などはしばしば多弁を呈することがある。

語性錯誤、音韻性錯誤、新造語が見られ、錯誤頻発のため意味をくみ取ることが出来ないジャルゴン失語を呈することがある。

ウェルニッケ失語の特徴

・聴覚理解障害はウィルニッケ失語の中核症状
・読みも聴覚的理解と平行して障害されていることが多い
・復唱は重度に障害されており理解障害いと平行すると考えてよい
・呼称も傷害され、語頭音のヒントはほとんど無効で、錯誤も多い。


ウェルニッケ失語(感覚性失語)(wernicke aphasia)の障害病巣・原因

病巣はウェルニッケ言語中枢と中側頭回後半部を中心とした領域
(中大脳動脈皮質枝の梗塞によることが多い)
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ウェルニッケ失語(感覚性失語)(wernicke aphasia)評価テスト

スクリーニング検査として、「高次脳機能スクリーニング検査(三好による)」検査が行われている。

初期評価としては「標準失語検査(SLTA:standard language test of aphasia)」、「WAB失語症検査」、「特定機能・補足検査」としてSLTA-ST、構成検査、token test、重度失語症検査が行われている。

次いで能力障害に対する「実用コミュニケーション能力検査(CADL:communication ADL」が行われている。

実施頻度としては、回復期には1~2ヶ月程度の間隔で行うことが望ましい。
言語療法士だけでなく、理学・作業療法士も画像や既往などの医療情報だけでなく、家族構成から教育歴、職業や病前の言語・生活習慣を聴取する。

あまり表に出てこない内容であるが、知能指数(IQ)が著しく低い人間も一般に想像されている以上の割合が存在していることも念頭におく必要がある。つまり、社会生活を営むことに支障をきたすということであり、『仕事が長続きしない』や『ある程度の年齢にも関わらずアルバイトで生計を経てている』という方が多い。

基本的にはそれぞれの失語症単独でのアプローチではなく、『失語症全般』として言語聴覚士を中心にリハビリテーションを行っていくことが望ましい。
失語症のリハビリテーションは、周囲の人間と社会のコミュニケーションを向上させることを目的とし、医療スタッフだけでなく家族や知人への指導も必須となる。

ウェルニッケ失語症の言語療法問題点とリハビリテーション(対応/対処・アプローチ)


失語症の急性期の対応

言語聴覚士を中心に、どのような言語側面が障害、または保存されているかを確認し、コミュニケーションの可能性を探る。言語的・非言語的な表現を行い状況を伝え、表出できない場合もあるので、「はい/いいえ」で答えられる程度の質問や全部の平仮名を書いた用紙を用意しておくことも良い。(大きな文字が望ましい)

患者さんの状態にもよるが、急性期を脱して基本的にある程度の座位保持が可能になってから、訓練室に来室できるようになってから行われる(法律的にも個室)。(嚥下についてはベッドサイドで行われることも多い。)

前述したブローカ失語の評価での家族構成から教育歴、職業や病前の言語・生活習慣を聴取より、総合的な訓練を他の医療従事者と進める。また、言語療法としての集団訓練は、コミュニケーション能力を高め、応用する機会となるので積極的に行う。

アプローチの枠組みは機能障害に対するものと、実用性を重視したアプローチがある。

機能障害に対する失語症のアプローチ法

①刺激法
障害された言語機能の再統合を図るもので、共力に聴覚刺激を与えること、反復して与えること、誤った反応を矯正しない、身近な言語刺激を与えるなどが中心である。

②斜断除去法
失語症は言語機能の喪失ではなく、言語運用の障害と考え斜断を取り除くと言う理論。

③機能再編成法
仮名が障害された患者に対して想起しやすいキーワードと一緒に仮名を覚えさせる。

<能力障害に対するアプローチ方法>
描画やジェスチャーなど言語以外の残存機能を活用し、表出手段を訓練することによりコミュニケーション能力を改善させる。

<社会的不利に対するアプローチ方法>
失語を含めた言語障害は、1ヶ月から3ヶ月の間の改善率が高いが、それ1ヶ月以降に残存する失語の完治は難しく、復職や社会生活を営むにあたり支障が出る場合が多い。その場合は、言語訓練に固執・執着せず、医師やソーシャルワーカーとともにQOLの向上へと方向転換することも重要と思われる。

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