骨格筋と筋線維の構造と特徴(I帯とA帯を中心に解説)
骨格筋の構造は理学療法士(PT)作業療法士(OT)国家試験では必須なので、完璧に覚えておく必要がありますよ。
絵をイメージして語呂合わせなどを合わせて見ると、以外にすっと頭に入っていくのでなかなか覚えられない学生さんとかは必読です。
2.骨格筋の構造
骨格筋の構造について、大きい順にいうとこのようになる。理学療法士(PT)作業療法士(OT)国家試験では必須なので、完璧に覚えておく必要がありますよ。
筋 ― 筋束 ― 筋線維 ― 筋原線維 ― 筋フィラメント(アクチンとミオシン)
骨格筋と心筋は多数の横紋筋線維からなる。
線維の表面は細胞膜に覆われており、内部には長軸方向に筋原線維が並び、その間を核、筋形質、筋小胞体、糸粒体などが満たしている。
骨格筋は直径50~100μmの多数の横紋筋線維が集まったもので、筋の両端は結合線維組織の腱となって骨に付着し、筋の両端の近位側を起始部、遠位側を停止または付着部という。
筋線維は直径1~2μmの筋原線維が集合したもので、筋線維の長さは様々である。
筋原線維はさらに太いのと細いのとの2種類の筋フィラメントから成り立っている。
各フィラメントは長い鎖状蛋白質分子の束であり、太いフィラメントはミオシンという蛋白質からなり、細いフィラメントはアクチンという蛋白質からなり、細いフィラメントにはアクチンの他にトロポニン、トロポミオシンという蛋白質がついている。
筋線維を顕微鏡でみると明暗の横縞がみえる。
横紋筋とよばれるのはこのためで、明帯をI帯、暗帯をA帯ともいう。
この明暗は筋原線維でも同様に認められる。
A帯の中央部にはやや明るい部分があり、H帯とよばれる。I帯の中央部にはZ膜(隔壁)とよばれる仕切りがあり、横行小管がある。Z膜から隣りのZ膜までを筋節(サルコメア)といい約2μmの長さである。
筋線維、筋フィラメント構造の覚え方
横紋筋の明帯をI帯、暗帯をA帯といいますが、その覚え方はちょっとエッチですがこのように覚えましょう。
明るい場所で会いたい(I帯)、暗い場所でA(キス)するなんて覚え方だとわかりやすいでしょうw
A帯とI帯のどっちがH帯だった?Z帯だった?なんて、頭の中がごっちゃなる人が多いですが、これも上記の方法で覚えましょう。
会いたいぜっ(Z帯)、A(キス)したあとにHする、なんてね。
これだと一度イメージしたら忘れません。だって、臨床に出て15年たっても覚えてるくらいですからw 一度お試しあれ。
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