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神経線維の種類と伝導速度、直径、受容器、刺激の一覧と速度に影響を与える因子


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直径 (μm)

伝導速度
(m/sec)

受容器
(※文献により差あり)

適当刺激

反射様式

Ⅰa群線維
(A,α)

20~12

120~70

筋紡錘

  張力
(閾値低い)

伸張反射
(拮抗筋抑制)

Ⅰb群線維
 (A,α)

20~12

120~70

 腱紡錘

  張力

(閾値高い)

運動ニューロン抑制

 Ⅱ群線維
 (A,β,γ)

12~5

70~30

 触,圧受容器

圧力

 屈筋反射

 Ⅲ群線維 
 (A,δ)

5~2

30~12

 自由終末

 侵害刺激

 屈筋反射

 Ⅳ群線維
 (C)

1~0.5

2~0.5

 自由終末

 侵害刺激

 屈筋反射

伝導速度の相違から神経線維をA・B・Cの3群に分類した。最も速い群をA群,次にB群,最も遅い群をC群とした。A群の中にはα・β・γ・δを区別した。

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【神経伝導速度に影響を与える条件】

 

伝導速度 速い

伝導速度 遅い

①髄鞘

有髄
(跳躍伝導)

無髄

②軸索の直径

③局所電流
(外液の浸透圧)

(高い)

(低い)

④外部の電気抵抗
(電気緊張)

⑤膜容量

⑥線維の閾値

低い

高い

⑦温度

高い

低い

 


髄鞘による神経伝導速度の速さの変化
跳躍伝導の様式によって,有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度に比べて速くなっている。


軸索の直径による神経伝導速度の速さの変化
伝導速度は軸索の直径に比例する。直径が太いほど伝導速度は速くなる。


局所電流(回路)による神経伝導速度の速さの変化
局所電流によって新しい活動電位が軸索上に次々と連続して起こることにより興奮は伝導される。

つまり、局所電流が大きく出現した方が速く伝導される。
また、神経興奮には活動電位の発生が不可欠である。神経に刺激を与え、細胞膜を閾膜電位近くまで脱分極すると膜のNa+に対する透過性が増大し、Na+の細胞内への流入が増す。

これにより脱分極が促進され,活動電位が発生する。外液からの浸透圧が増せば,伝導速度は速くなる。


外部の電気抵抗による神経伝導速度の速さの変化:
細胞外電極を用いて細胞膜に閾下の電流を流すと,興奮は起こらないが,電極の近くで閾値の変化が起こる。これを電気緊張という。


陰極の近くでは膜の分極が打ち消される方向に電流が流れて(脱分極)、活動電位が発生しやすくなり、伝導速度が速くなる。
逆に,陽極の近くでは膜内外の分極が強くなり(過分極)、活動電位を引き起こす強さの脱分極が伝わってきても打ち消されて閾値に達しないため,伝導速度が遅くなる。


膜容量による神経伝導速度の速さの変化
太い神経線維では,膜容量が増加すことにより伝導速度が低下する。


線維の閾値による神経伝導速度の速さの変化
刺激が閾値に達することにより反応が生じる。
よって閾値は低いほど早く反応するため伝導速度も速くなる。



温度による神経伝導速度の速さの変化
温度が高いほど伝導速度は速くなる。

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