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医療系学生におくる!アバウトに脊髄神経の構造の生理/解剖学を理解する


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生理学や神経の伝導路を含む神経系が最強に嫌いで苦手な方が多いので、昔まとめたものをさらにまとめてみているシリーズの脊髄編になります。

 

1.脊髄の外観(大まかな構造)sekizui111

脊髄は長さ約40~45cmの細長い索状物で脊髄は脳脊髄液に浸されて脊柱管の中に納まっている。

上方は後頭骨および環椎の境で延髄に連なり、下端は第1~第2腰椎の高さで急激に細くなり、糸状の終糸となる。

脊髄の太さは、全長を通じて一様でなく、頸髄および腰髄・仙髄では紡錘状の膨らみ示す。これを頚膨大、腰膨大といい、上肢と下肢の形成に伴って生じるもので、頚膨大は上肢に、腰膨大は下肢に分布する神経が出入りする。
⇒頚膨大(腕神経叢)、腰部には腰膨大(仙骨神経叢)がみられる。

 

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頚膨大の位置と高さ
第2頚椎の高さに始まり、第2胸椎におよび、その最大部は第6頸髄節すなわち第5~6頚椎の高さにある。

腰膨大の位置と高さ
第9~10胸椎の高さに始まり、第4腰髄節すなわち第12胸椎の高さで最も太く、その後急激に細くなり脊髄円錐に続く。

腰椎穿刺とは?
腰椎の椎弓間から穿刺針を刺入して、クモ膜下腔にある脳脊髄液を採取し、あるいは薬液を注入することがある。これを腰椎穿刺といい、この方法はまず左右の腸骨稜の最高点を結ぶ線(ヤコビー線)を引き、この線の高さで、小児では正中線にて、成人では正中線より少し外側にて棘上靭帯および棘間靱帯を避けてやや内上方に向けて穿刺する。

腰椎穿刺の際、ここを選ぶ理由は、椎弓間の間隙が他の部位よりも広く、また第1~2腰椎の高さに終わる脊髄を傷つけないためである。ヤコビー線は第3腰椎と第4腰椎の間にある。



脊髄は下端では次第に細くなって脊髄円錐となり、最終では終糸という細い索となって終わる。前面は前正中裂、後面では後正中溝が、脊髄を左右対称的な半側ずつに分けている。



脊髄の両外側で神経線維が後外側から入り、前外側から出て、それぞれまとまって後根と前根となり、これらは合わさって長さ1㎝ほどの短い神経幹、すなわち脊髄神経となる。



もともと脊髄と脊柱管は同じ長さをもっており、したがって各脊髄神経は同じ高さにある椎間孔から出てくるのが当然であるが、発生が進むにつれて脊柱の長さは脊髄より目立って長くなり、脊髄の下端はまわりの椎骨に比し、ますます高く位置するようになる。

新生児では脊髄の下端は第3腰椎の高さにあり、成人では第1腰椎ないしは第12胸椎の高さにある。脊髄神経は、もはや同じ高さ(の椎間孔)から出るのではなく、その根は脊柱管の中をある距離下行して出るべき孔に達する。脊髄の下(尾)方から出る根ほど、脊柱管内を走る距離は長くなる。したがって、脊髄神経が脊柱管を出る高さとそのもとの脊髄の高さとは一致しないことになる。

脊髄円錐からはじまって下行する脊髄神経根の密な塊が脊柱管に含まれている。これらの根は馬尾と呼ばれている。 

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