脊髄の横断面から見る白質と灰白質の構成と神経伝導路 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

脊髄の横断面から見る白質と灰白質の構成と神経伝導路


スポンサードリンク

脊髄の解剖学について、白質と灰白質、前角・後角、前索・側索・後索について、簡単にまとめてみます。


2.脊髄の構成

神経細胞が含まれている灰白質は脊髄の横断面ではチョウの形に現れ、その真ん中には中心管を有し、まわりは白質で囲まれている。


脊髄の横断面での内部構造は脊髄が灰白質および白質から出来ていることは脳と同様であるが、その位置関係は脳とは逆である。(脳は外側が灰白質で内側が白質)

すなわち、周辺部は白質、中心部はH字形の白質が占めている。ちなみに白質ならびに灰白質の形は脊髄の部位によって多少異なる


灰白質
では両側に後角と前角が区別される。これらは脊髄を縦方向に広がって柱を形成し、後柱および前柱となっている。

sekizui4654

前柱と後柱の間には、閉塞した中心管が通る中間質中間部がある。胸髄では前角と後角の間に側角がみられる。後外側溝からは後根の線維が入ってくる。前根の線維は細い束になって脊髄の前面から出て行く。

スポンサードリンク

①白質:white matter

おもに有髄神経線維からなり、白色で、多数の伝導路を含んでいる。白質は前索・側索・後索の3つ脊髄索に区別される。


②灰白質:gray matter

神経細胞に富み白質よりも暗調(灰白質)を呈している。
灰白質を立体的に見るとほぼH字形の柱状となり、これを灰白柱といい、左右の矢状脚とこれらを結ぶ横脚からできている。

矢状脚はさらに前、後方ならびに外側に角状に突出している。脊髄全体としてみるとこれらの角状に突出した部分は柱状をなし、それぞれ前柱、後柱、側柱と呼ばれる。脊髄の横断面では前柱、後柱、側柱をそれぞれ前角、後角、側角という。

sekizui8783

A.前角(前柱)とは?

大きな多極神経細胞に属する細胞が前角内の内・外側に群在し、この細胞から運動神経が出る。
その他、前角には索細胞、Renshawの介在細胞、自律神経系の細胞などが存在しているが、通常、運動性前根細胞を脊髄前角細胞と呼んでいる。

内側核群:腹内側核と背内側核
外側核群:腹外側核と背外側核および後背外側核

頚髄の中心群:横隔神経核(横隔膜中枢)、副神経脊髄核前角には体の部位に応じた構成すなわち体性局在がみられる。
これによると内側核群の細胞は後頚部および背部の筋、肋間筋および腹部の筋を支配している。
腹外側核の細胞は上肢帯と上腕の筋を、背外側核の細胞は前腕と手の筋を支配している。
後背外側核はとくに大型の運動ニューロンを持っており、指の小さな筋を支配している。


B.後角(後柱)とは?

後角には知覚神経が入る。後角の後方は狭く、その後方に後角頚がつづき、その後部は後角頭となる。後角頭の背側には後角尖が見られ、これはさらに腹側の膠様質および背側の海綿質の2部からなる。


C.側角とは?

前角と後角との間で、前角の基部から外側方に突出した部分で、頸髄下部から腰髄上部においてよく発達している。ここには、交感神経系の脊髄における中枢として、交感神経の起始細胞がある。これらの細胞集団を中間質外側核とも呼ぶ


脊髄横断面から見る神経経路一覧

sekizuioudan009sekizuioudanww

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License