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錐体路(皮質脊髄路)と錐体外路系と皮質核路(皮質延髄路)の神経伝導路


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①錐体路:pyramidal tract(皮質脊髄路:tractus corticospinalis)

皮質の運動野から出て白質(放線冠)を通り内包後脚に集まり、大脳脚の中央部を経て延髄の底部へ行く。

延髄の下端で線維の80~85%は交叉して対側へ向かう(錐体交叉)。

残りは交叉せずに前皮質脊髄路として前索内を下行し、後になって前交連を介してそれぞれの相当する髄節で交叉している。

錐体交叉で対側に向かった主要線維は外側皮質脊髄路として側索内を下行し、腰髄へと近づくにつれて分岐を繰り返し、その太さはだんだん細くなっていく。

錐体路画像

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②皮質延髄路:tractus corticobulbaris(皮質核路:tractus cortconuclearis)

錐体路線維のうちあるものは中脳の高さで主要路から分かれてもっと背側を走り、運動性脳神経核に一部は交叉、一部は非交叉のまま終わっている。
これが随意運動性脳神経核であり、第Ⅴ脳神経(三叉神経)、第Ⅶ脳神経(顔面神経)、第Ⅵ脳神経・第Ⅶ脳神経・第Ⅷ脳神経(舌咽神経・迷走神経・副神経)と第Ⅻ脳神経(舌下神経)である。


前頭眼野(第8野)からの線維は錐体路の線維と一緒になり内包後脚の腹側を走り、その後、背側へ向かい眼球運動神経つまり第Ⅲ脳神経(動眼神経)、第Ⅳ脳神経(滑車神経)、第Ⅵ脳神経(外転神経)核に行く。


眼球運動核はそれぞれ別個に第8野により支配されているのではなく共同し支配されている。第8野を刺激すると両眼球は反対側を向く(共同偏視)。


③錐体外路系

錐体外路とは、錐体を通過しない他のすべての経路が含まれている。

錐体外路系の機能

錐体外路の線維は脊髄における運動性反射回路や、脳幹、小脳および運動野そのもの
における運動性反射回路に影響を及ぼしている。


錐体外路系の種類

錐体外路は、①皮質から出て皮質橋小脳路として小脳へ向かう線維がある。②皮質から脳幹部へ向かう線維、③皮質から線状体(尾状核と被殻)へ向かう線維、④皮質から赤核へ向かう線維、⑤皮質から黒質へ向かう線維、⑥皮質から脳幹の網様体へと進む線維、⑦他の2,3の核、例えば中脳視蓋の核へと進むなどがある。


これらの線維は次のニューロンに接続し、種々の介在ニューロンを介してそれぞれ視蓋脊髄路、赤核脊髄路、網様体脊髄路、前庭脊髄路などとなって運動性前核細胞へと進んでいる。


錐体外路系の走行

前頭葉皮質・頭頂葉皮質・側頭葉皮質・後頭葉皮質から橋に線維が入り、皮質橋小脳路の1次ニューロンとなっている。この皮質橋路の線維は内包内では錐体路の両脇を走っている。

今日では橋核に終わり、橋核より軸索が小脳への2次ニューロンとなる。この経路が小脳へと入っている。これは小脳は末梢における全ての運動過程の情報を得ているといえ、小脳は錐体外路系を介して随意運動に影響を与え、これを調節することが出来る。


錐体路系と同様、錐体外路系も介在ニューロンを介して最終的には運動性前角細胞に終わる。脊髄ではここの線維は神経路として白質内の決まった領域を走行している

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